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かえるくん総合研究所

意識高いやつ。いるよね。好青年。いるよね。でも、全員がそんなじゃ気持ち悪くない?と思いながら、秒速で駄目な日々をおくってみる!!

『モテは遺伝』ということを今から証明するよ!!~残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法/橘玲~

モテるための傾向と対策 家族&子供のこと 書評

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

恋愛で勝てない男子の疑問とは?

先日、「はてなダイアリー」を軽くチェックしてたら、なかなか趣きのある興味深い記事を発見した。記事タイトルは『なぜ俺は恋愛で勝てないのか』。ここではシンプルな疑問が投げかけられている。世の中の多くの物事は努力等の後天的なもので、ある一定のレベルまでレベルアップが可能だが、「モテは先天的なものが全てじゃないか?」というシンプルなオピニオン。

 

将棋は、勉強すれば勝てる。少なくとも、上位10%になるのには、そこらに出てる本を読めば十分なれる。が、恋愛は同じように努力しても、下位20%すら抜け出せない。(中略) 中の上を上の上に持っていくことはできても。中の下が上の中に持っていくことはできないんじゃないか?ましてや、下の中を上の下にもっていくこともできないと。

anond.hatelabo.jp

 

僕は中途半端に「そんなことはないよ!」なんて言えない。世の良識人はなかなか言わないだろうけど、一定の真実を含んでるんじゃないかとされ思う。都合の悪い真実。こんな真実が世の中の大勢を占めた日には数多くの企業が倒産の憂き目にあうだろう。コンプレックス系の商材を扱う会社。美容室。美容業界。ハゲ業界。スキンケア業界。ファッション業界。

 

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法

橘玲氏の「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」にはこの都合の悪い真実について冷徹な分析がなされている。「環境より遺伝」だと。もちろん遺伝が全てじゃないが「世の大半の物事は遺伝の影響の方が大きい」と。

 

知能や学業成績のような認知能力に関しても、環境より遺伝の影響の方がずっと大きい。(中略)行動遺伝子学のさまざまな研究成果から、現在では、身体的特徴だけでなく知能や能力、性格なども遺伝することがわかってきた。それも遺伝の影響は、ぼくたちが考えるよりもはるかに大きいのだ。 

 

なぜこんなことがわかるかというと、一卵性双生児のなかに、一方(もしくは両方)が里子に出されて別々の家庭で育ったケースがかなりあるからです(同じ子どもは2人いらない、というのは世界共通のようです)。こうした双子は、遺伝的にはまったく同じで家庭環境だけが異なりますから、同じ家庭で育った一卵性双生児と比較することで、性格や能力の形成における家庭の影響だけを取り出すことができるのです。こうして調べた共有環境(家庭)の影響は、統計的にはほとんど検出不能です。(出典:残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法/橘玲)

 

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

 

この本には興味深いエピソードが紹介されている。裕福な家庭に生まれた一卵性双生児の太郎と次郎。次郎は里子に出され、スラム街で育つ。太郎は英才教育を受ける。対極の環境で育った二人が成人して対面した時、そこに性格や能力の有意な差分は見い出せなかった。なぜなら同じ遺伝子を持っていたから。もちろんこれはナーバスな問題だ。この実験だけで、ことの真意を証明することにはならないだろう。でも僕たちの多くはこのオピニオンを完全否定することもできないだろう。誰しも近しい事を経験してきた過去があるから。

 

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なら「遺伝の影響度」を僕が証明しようと思う

遺伝の影響度を僕が今から証明しよう。僕の奥さんは優秀な空間デザイナーだ。日本でも三本の指に入る有名デザイン事務所で十年以上のキャリアを積んだ。そして8歳の女の子がいる。彼女は最近、自分の部屋を欲しがっている。そして彼女は「仮に自分の部屋が与えられたらどんな部屋にするか」を僕にプレゼンテーションしてくれたんだ。そこには空間デザイナーの遺伝子が強烈に刻み込まれていた。

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平面図なのに立体的なイメージを喚起させるデッサン力。計算された家具の配置。快適な導線。現代美術を彷彿させる謎のオブジェをアイキャッチとした空間づくり。華美なパース図に走る商業主義的なデザイン事務所へのアンチテーゼのようなシンプルな紙と鉛筆でのプレゼンテーション。紙というサスティナブルなマテリアルを使ったプレゼンテーションは生命の循環をコンセプトとしていうのだろうか。

 

い、遺伝している!!

 

僕は物思いにふけりながら、このデッサンをクチャクチャに丸めてゴミ箱へ捨てたんだ。こんな都合の悪い真実を世に問うことはできない。人には知らないほうが幸せなことがいっぱいある。結局、「モテは遺伝」ということを僕は証明しないことを決意したんだ。

【おわり】

 

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法 (幻冬舎文庫)

 

  

備考:本書の評判&クチコミ情報

 

備考:本書の名言をご紹介

 

「人は遺伝!」はもちろん仮説だ!

本書の提唱する「人は遺伝!」はもちろん仮設だ。「人は環境!」ももちろん仮説だ。環境論者の声にも耳を傾ける必要があるのは当然だ。

togetter.com

 

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