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かえるくん総合研究所

意識高いやつ。いるよね。好青年。いるよね。でも、全員がそんなじゃ気持ち悪くない?と思いながら、秒速で駄目な日々をおくってみる!!

キンドルの無料本(0円)で文豪の作品に触れよう!! ~太宰治/谷崎潤一郎/江戸川乱歩/芥川龍之介~

Kindle無料本 文学 書評

女生徒

キンドルの無料本を有効活用しよう!

僕は本が大好きだ。そして無料のモノも大好きだ。そんな僕は最近、キンドルの無料本コーナーから昔の文豪の小説をダウンロードしている。そして良いものは古びない。むしろ今だからこそ読みたい良作ばかりなのだ。今回はその一部を紹介しよう。

 

なぜ昔の作品には価値があるのか?

なぜ僕が昔の文豪の作品をおススメするのか?それは絶対的な価値があるからだ。時間の淘汰を経て残ってきたもの。それは本物だ。

 

村上春樹の「ノルウェイの森」でも同様の発言がある。主人公である渡辺に永沢さんがこう言う。(※記憶を辿りながらの大意)

ノルウェイの森 上 (講談社文庫)

現代作家の作品を読むなんて時間の無駄だ。俺は死後100年たった作家の作品しか読まない。なぜなら死後100年経っているということは、時間の淘汰で生き残った真に意味のある作品だからだ。

(出典:ノルウェイの森

 この意見には同意だ。もちろんここまで僕はストイックじゃない。でも文学でも音楽でも昔の作品が好みだ。それはしっかりとした価値のある作品だからだ。

 

ベストセラー小説には注意が必要!!

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ベストセラーの小説だがら良作とは限らない。もちろん、村上春樹のように確実に後世に読み継がれる傑作を毎回書き続ける作家もいるだろう。

 

でも、例えばこれ。誰も覚えていないようね???

KAGEROU

水嶋ヒロ。カゲロウ。。。。KAGEROU。。。。。絶句!!

KAGEROU

KAGEROU

 

 

 

他にはこれ。僕も読んで駄作すぎて絶句した作品はこれ。

世界の中心で、愛をさけぶ

世界の中心で、愛をさけぶ。。。。失神!

 

マジで僕の読書に費やした時間を返してもらいたい作品だ。世界の中心で「Kindleの無料本で昔の文豪の小説を読もう!」と叫びたい気分なんだ。

 

女生徒/太宰治

女生徒

太宰治=暗い」なんてイメージから毛嫌いしている人も多いだろう。代表作「人間失格」の影響だろうか。そういう意味では太宰治は不幸な作家だ。

 

確かに「人間失格」は僕も好きではない。自分語りが過ぎるし、ナルシスチックすぎる。中二病だ。でも、太宰治の魅力は本作のような短編にあるんだ。太宰治はシャレがきいててポップな小説家ともいえる。

 

本作品は、ある女生徒の独白体で少女のささいな日常の一日をつづったものだ。ただそれだけ。でも読ませる。太宰治が天才であることが分かる作品。30分で読めるので「昔の文学は苦手!」なんて君にこそ読んでもらいたい作品だ。

 

とくかく文章がすごい。リズム感がすごい。冒頭からこんな感じだ。

あさ、眼をさますときの気持は、面白い。かくれんぼのとき、押入れの真っ暗い中に、じっと、しゃがんで隠れていて、突然、でこちゃんが、がらっと襖をあけられ、日の光がどっと来て、でこちゃんに「見つけた!」と大声で言われて、まぶしさ、それから、へんな間の悪さ、それから、胸がどきどきして、着物のまえを合わせたりして、ちょっと、てれくさく、押入れから出て来て、急にむかむか腹立たしく、あの感じ、いや、ちがう、あの感じでもない、なんだかもっとやりきれない。

(出典:女生徒/太宰治

女生徒

女生徒

 

 

トカトントン太宰治

トカトントン

題名からしてイカしてる。太宰のセンスが光る。五感の美しさ。トカトントン

 

主人公にだけ聞こえる「トカトントン」という音。その音を聞くと主人公は物事がどうでもよくなり、全てを投げ出しニヒリズムの海をただよう。その音の正体とは?

 

この作品も文体が読みやすく、これも太宰の入門編として最適だ。これも短編なんですぐに読める。

トカトントン

トカトントン

 

 

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 人間椅子江戸川乱歩

人間椅子

やはりエロは良い。そして昔のエロは最高だ。僕は現代のエロには警鐘を鳴らす立場だ。無料のエロ動画は男を駄目にする。想像力もロマンも皆無だ。文字だがら良いのだ。物語だから良いのだ。自分自身の想像力でイメージを喚起するのだ。

◎【過去記事】無料のエロ動画なんて見るなよ!!

www.moneynanpa.jp

 

江戸川乱歩は変態だ。これは褒め言葉だ。本作も良い。ある椅子職人が椅子を作りながら閃く。「自分が椅子の中に入ったらどうなるだろう?」と。そして人間椅子と化した椅子職人。そこに高貴な夫人が腰をかける。その感触。一体感。恍惚感。

人間椅子

人間椅子

 

 

春琴抄/谷崎潤一郎

春琴抄

谷崎も最高の変態だ。これも最高の褒め言葉だ。昔の不良。かつて文学は反体制だったんだ。戦争に突き進み、質素倹約で不謹慎なことが禁じられていた時代に、SM的なテーマや覗き、刺青のビッチな女、ロリコン趣味のおっさん等の性的嗜好を描いていた。

 

文学は四角四面で真面目なものじゃない。パンクなものだ。そして谷崎はパンクで不良で反体制で快楽主義者だ。自分の欲望に忠実なのだろう。

 

本作品も素晴らしい変態っぷり。倒錯っぷりだ。盲目の美少女。少女はサディスティックな性格だ。それに従属する丁稚奉公のマゾな男。二人の変質的な純愛物語。

春琴抄

春琴抄

 

 

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追記:太宰治の「ヴィヨンの妻」が素晴らしすぎる!!

僕は太宰治の魅力を再発見した。そして「ヴィヨンの妻」の素晴らしさに感動した。駄目な男とミューズ(女神)のような妻。僕は本作の主人公(妻)に勇気づけられた。

 

備考:本店(かえるくん総合研究所)について

 本サイトは「かえるくん総合研究所」の支店となります。本店である研究所でも「いかにモテるか?」「いかに稼ぐか?」「いかにハゲないか?」について日々研究しています。

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