かえるくん総合研究所

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【書評】『勝ち続ける意志力 /梅原大吾』 ~日本一の年収を稼ぐ「e-sports/プロゲーマーの流儀~

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

梅原大吾とは何者なのか?

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僕はゲームをやらない。ソーシャルゲームもしない。でもそんな僕でも知ってるプロゲーマーが梅原大吾氏だ。でも僕は彼の名前を知っているくらいで、その詳しい経歴は知らなかった。僕と同様の非ゲーマーのために梅原大吾氏のプロフィールを紹介しよう。

 

1981年生まれ。日本で初めて「プロ・ゲーマー」という職種を築いたプロ格闘ゲーマー。17歳にして世界一の称号を獲得。2010年、アメリカの企業とプロ契約を締結。「世界で最も長く賞金を稼いでいるプロ・ゲーマー」といしてギネスが認定。その勝負哲学は、ゲーム以外の世界からも称賛を受けている。

 

世界から称賛される「勝負哲学」。僕はそれを知りたくて本書を手にとったのだ。

 

梅原氏の伝説の試合とは?

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そんな梅原氏の伝説の試合がある。「背水の逆転劇」と呼ばれる試合の動画再生回数は全世界で2000万回を超える。

 

そして僕はその動画を見てみた。僕は思った。

めちゃくちゃ、すげー!!!

 

◎背水の逆転劇

www.youtube.com

 

残ポイントがまったく無い状況。あと一撃でもくらえばゲームオーバーの状況から・・・

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完璧な防御。全ての攻撃を防いでいる。

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そして一撃で大逆転!!!

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めちゃくちゃ、すげー!!!

 

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 梅原氏の凄さとは?

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梅原少年は幼少期からゲームに熱中した。

勉強なんてしない。部活動もしない。

いつもゲームセンターにいたのだ。

そしてゲームでメシを食っていくことを幼い日から決意していた。

 

これは凄いことだ。

だって、その頃は「eSports」なんてマーケットは無かった。

野球やサッカーと違って、日本一のプレイヤーになっても将来の安泰なんて何も約束されていなかったのだ。

 

ある意味でイチローよりスゴイかもしれない。

だって野球には巨大なマーケットが昔から存在するし、高校野球等のスター&プロになるシステムが整備されているのだから。

 

真っ暗闇の中で自分自身を信じて、道を拓いてきた梅原氏。

その孤独と不安はどのようなものだったのだろうか。

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 仮に僕の子供が僕に言うとする。。。

「パパ、僕は日本一のPUA(ナンパ師)になって、それを職業にする!」

・・・と。

 

僕は息子を叱り、無理やりにでも学校に連れていくだろう。

でも単なる例え話じゃない。当時はゲームでメシを食うなんて言ってたら、頭のおかしい少年だと思われたはずだ。

自分の前に道の無い苦悩。絶望。。。。。

 

僕がうなったポイント①:捨てる力

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梅原氏は自分が得意な「型」を作らない。

そして得意な型をどんどん捨ててしまう。現状維持を最も嫌う。

それは前進と進化と上達のために。。。。

 

自分の才能に頼るとか、ひとつの勝ち方にこだわるような人は、必ず落ちていく。

ほとんどの人は、実力がつけばつくほどに自分なりのスタイルというものを確立してしまう。

 

自分の強みを否定する。

その理由とは? 

 

そもそも勝負の本質は、その人の好みやスタイルとは関係のないところにある。勝つために最善の行動を探ること。それこそが重要なのであって、趣味嗜好は些末(さまつ)で個人的な願望に過ぎない。

 

究極の合理主義者であり、徹底したリアリスト。

アスリートというより「求道者」だ。

 

僕がうなったポイント②:迷う力

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迷うこと。

これは一般的に悪い意味で使われることが多いだろう。

ネガティブな意味あいが強い。

でも梅原氏は「迷え!」と言う。

迷っているということは、考え抜いていることの証明だからだ。

 

センスや運、一夜漬けで勝利を手にしてきた人間は勝負弱い。僕はこれまで勢いに乗っていると思われる人間と何度も戦ってきたが、ただの一度も負ける気がしなかった。

それはなぜか。彼らと僕とでは迷ってきた量が圧倒的に違うからだ。

 

迷ってきた量!!!!

僕はこれまでの人生で何度もミスを犯し、失敗し、そのたびに深く考え抜いてきた。だから、流れに乗って勝利を重ねてきただけの人間とは姿勢や覚悟が違う。

 

迷い、そして誰よりも努力する。。。。

 

僕がうなったポイント③:知られざる挫折

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10代にしてゲームの世界チャンピオンになった梅原氏。

そこから順調に世界最高のゲームプレイヤーの座についたのだとばかり僕は思っていた。

でも違ったのだ。

 

梅原氏は20代にゲームの世界の一戦から身を引いている。

そして麻雀のプロを目指した。その期間は3年だ!!!

そして麻雀でもプロ級のレベルに達するが、またも挫折。

なんと介護の仕事についたのだ。

 

梅原氏のその頃の苦悩と葛藤が本書の読みどころだ。

波乱万丈のノンフィクション・ストーリーを堪能してくれたまえ。

 

【おわり】

 

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

勝ち続ける意志力 世界一プロ・ゲーマーの「仕事術」 (小学館101新書)

 

 

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備考:本書に対するクチコミと評判

 

備考:梅原さんの講演会がすごすぎる!!

www.youtube.com

梅原さんの講演会の動画です。

お時間のある方は是非とも視聴してみてください。

お時間のない方のためにポイントをいくつか書き起こします。

 

1日に18時間の練習をしても上達しなくなった

意味のある努力をしなければならない

それで質を追い求めた

 

努力の継続は当然ながら必要

努力の継続にためには、自分を飽きさせないことが大事

人は「成長しない自分」に飽きる

 

飽きないために色々な気づきや発見の「メモを取る」

飽きないために意識的に変化する

 

◎梅原氏の他の著書

勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)

勝負論 ウメハラの流儀(小学館新書)

 
悩みどころと逃げどころ(小学館新書)

悩みどころと逃げどころ(小学館新書)

 
1日ひとつだけ、強くなる。

1日ひとつだけ、強くなる。

 
ウメハラ To live is to game

ウメハラ To live is to game

 

 

梅原流・ゲーム上達のノウハウ

若き日の梅原氏。

ストリートファイターでも、それほど強くなかったという。

そこで、ストリートファイターよりレベルの低い格闘ゲームを主戦場とし、試行回数を増やしていったことが、最強プレイヤーになるキッカケだったという。

 

14歳の時にプレイした、「ヴァンパイア」というカプコンの別の格闘ゲームがきっかけでしたね。当時格闘ゲームはいろいろな種類があったんですけど、レベルが一番高くて強い人達が集まっているのは「ストII」だったんです。その頃は「ストII」の強い人達には敵わなかったのですが、格闘ゲームに対する考え方はシビアになったと思います。この「ストII」で培った経験を生かして「ヴァンパイア」もプレイしていたのですが、そうしたら勝ち続けられるようになったんです。

 

ゲームセンターの格闘ゲームの筐体って、向かい合わせに設置されていて、その向かい側の人と対戦できる仕組みになっていることが多いのです。それで相手に勝利した人が引き続きプレイを続行できるシステムになっています。つまり、強ければ強いほど100円で長時間対戦し続けられて、プレイの質を高められるというわけです。

 

そうなると、私は100円で6時間以上はプレイを続けられるようになり、効率よく格闘ゲームの腕前を深められたというわけです。

www.itmedia.co.jp

 

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