- 恋愛工学徒の受難
- 僕も愛を証明しようと思う。
- プロローグ:仕事のトライアスロン
- 星降る徹夜の撮影現場。
- 世田谷人は世界一のウソつきだ
- 僕の「鉄の掟」は鋼のようなんだ
- 僕の「鉄の掟」は砂のお城のようにもろかった・・・
- バタフライ理論の考察:「あの一言がなかったら・・・」
- バタフライ理論の考察:僕の人生は大きくベクトルが変わった。良くも悪くも・・・
- 純愛が僕に与えた苦痛と愉悦
- やっぱり愛を証明しようと思う。
恋愛工学徒の受難
僕が三流の落第ギリギリの恋愛工学徒であることは過去の記事にて告白してきた。
ネット界の女子の恋愛工学へのバッシングは面白いものがあるよね。ただ、女子のバッシングは理解できるんだよ。まあ、それも大いなる誤解の産物ではあるとしても。まあ、それでも女子の言うことは許容しよう。女性は偉大な生き物だから。
神が女をいとおしんで
贈り届けたのがヒステリーなんだ
(出典:カラマーゾフの兄弟)
それより、僕が気持ち悪いのは、男性陣のバッシングだ。なんなの、そのポジショントーク。
「俺はそういう男子じゃないよ!」アピールとか、いらないでしょ!!!(だれ得なの?)。それって「社畜はダサいぜ!」とか言いながら日本の優れた社会インフラをフリーライドしてる意識高い系クラスタと変わらないのでは???
そんなに今の日本の恋愛事情が嫌なら、応仁の乱の時代へタイムスリップしろって。かなり大変だよ、応仁の乱。あれはひどい時代だった。。。。
応仁の乱(おうにんのらん)は、室町時代の応仁元年(1467年)に発生し、文明9年(1477年)までの約10年間にわたって継続した内乱。8代将軍足利義政の継嗣争い等複数の要因によって発生し、室町幕府管領家の細川勝元と山名持豊(出家して山名宗全)らの有力守護大名が争い、九州など一部の地方を除く全国に拡大した。乱の影響で幕府や守護大名の衰退が加速化し、戦国時代に突入するきっかけとなった[1]。十数年に亘る戦乱によって、主要な戦場となった京都は灰燼と化し、ほぼ全域が壊滅的な被害を受けて荒廃した[2]。
僕も愛を証明しようと思う。
そもそもテクノロジーと純愛は相反する概念じゃないんだ。「僕は愛を証明しようと思う」の最終章のように、僕にもかつてトゥルーなロマンスが訪れたことがあった。今日はそれを披露しようと思う。
誰も見ないブログ。誰も観客がいない映画館。そこでひっそりと起こったトゥルーなロマンスを。。。
今回は僕と奥さんの物語を気まぐれに「トゥルー・ロマンス風」に書いてみるよ。さあ、物語が始まる。
プロローグ:仕事のトライアスロン
あれは本当にあったロマンス。世田谷・小田急線エリアなんか、一万年考えたって、甘いロマンスになんか結びつかないような街だけど。あれこそ本当のロマンスだった。
人生なんて不幸がひりだした糞みたいに僕の人生にふりかかるだけで、何もいいことなんてなかった。
惨めな境遇を僕が愚痴ると・・・会社の同僚はこう言った。「人生はそういうものさ。だが逆転することもある。例えば、次の撮影現場とかでさ」。
「ロマンスも人生も仕事も同じ。大抵は“みじめ”な結末。ただ滅多にない事だけど、逆転することもある」
(※トゥルーロマンスのスクリプトを一部引用)
星降る徹夜の撮影現場。
その日、僕は徹夜の撮影現場の立会いだった。その頃の僕はあるレストラン事業会社の広報なる仕事をしていた。建築系業界紙にうちのレストランが掲載されることになってその撮影の立会いをしていたんだ。
その日、僕は今の奥さんと出合った。彼女はインテリア・デザイナーでその煌びやかなレストランの設計をしていたんだ。
「お、ちょっと好みの子!」と思いながら名刺交換したんだけど、僕には鉄の掟を自分自身に課していたんだ。「仕事関係の女には絶対に手を出さない!」ってね。
その日も僕は粛々と仕事をこなし、すごすごと始発電車で帰宅するつもりだったんだ。実際そのデザイナーの女の子とも当たり障りのない会話を二言、三言かわしただけだった。
世田谷人は世界一のウソつきだ
世田谷人は嘘がうまい。世界一の嘘つきだ。俺の親父は世田谷人で世界ヘビー級の嘘つきだった。
男が嘘をつくとき、それを示す17種類の仕草がある。ちなみに女は20種類だ。それを知っていれば嘘発見器なんてお笑いだ。秘密を隠してるつもりでも俺には全部丸見えだ。
(※トゥルーロマンスのスクリプトを一部引用)
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僕の「鉄の掟」は鋼のようなんだ
午前3時30分。撮影完了。やれやれ。タクシーで帰ろうか?始発を待とうか?
女性デザイナーとお疲れさまの挨拶を交わそうとするタイミングで僕にバーの支配人の池尻さん(仮称)が声をかけた。
(※このレストランはバー併設型の店舗だったのだ)
(池尻さん)
お疲れ!! 1杯だけ飲んでく???
(女子デザイナー)
うれしい!!じゃ、お言葉に甘えて!!
(池尻さん)
わたなべ君(僕)はどうする??
どうしようか、正直まよった。眠いし、疲れてたし。第一、仕事先の飲みだからな。。。。。
(僕)
じゃ、一杯だけ。
僕の「鉄の掟」は砂のお城のようにもろかった・・・
バーの席についた僕。でも、その時なぜか僕の「鉄の掟」は簡単に葬り去られた。
理由は分らない。まあ。。。。
もうこの場、仕事じゃないよね???
・・・ってマイルールの変更が無意識下であったのかもしれないし、疲れにアルコールが作用して、僕のメンタルブロックが外れちゃったのかもしれないね。その席で女性デザイナーとの会話も盛り上がり、次に食事をする約束をして別れたんだ。
バタフライ理論の考察:「あの一言がなかったら・・・」
バタフライ効果(バタフライこうか、英: butterfly effect)とは、力学系の状態にわずかな変化を与えると、そのわずかな変化が無かった場合とは、その後の系の状態が大きく異なってしまうという現象[1]。カオス理論で扱うカオス運動の予測困難性、初期値鋭敏性を意味する標語的、寓意的な表現である[2][3]。
気象学者のエドワード・ローレンツによる、蝶がはばたく程度の非常に小さな撹乱でも遠くの場所の気象に影響を与えるか?という問い掛けと、もしそれが正しければ、観測誤差を無くすことができない限り、正確な長期予測は根本的に困難になる、という数値予報の研究から出てきた提言に由来する。
ただ確実に言えること。別れ際にバーの支配人の池尻さんが偶然、僕たちの目の前を通りかからず、僕に「ちょっと飲んでく?」って言わなかったら、その女の子とはもしかしたら2度と会うことはなかったろう。いや、確実に2度と会わなかっただろう。
バタフライ理論の考察:僕の人生は大きくベクトルが変わった。良くも悪くも・・・
それから僕たちは結婚することになったんだ。この話に映画や小説の様な劇的なシーンなんて何もないけど、まさにちょっとした「蝶の羽ばたき」で人生の進むベクトルは大きく変わったんだ。。。。
あれは本当にあったロマンス。世田谷・小田急線エリアなんか、一万年考えたって、甘いロマンスになんか結びつかないような街だけど、あれこそ本当のロマンスだった。
純愛が僕に与えた苦痛と愉悦
そして、僕の奥さんになった女性デザイナーは僕に様々な試練を与え、人生をタフでワイルドなものにしてくれた。
35年ローンを組まされたり・・・
僕をパトカーに乗せたり・・・・
僕の大事な恋愛本を無断で棄てたり・・・・
僕のLINEアカウントを乗っ取ったり・・・
やっぱり愛を証明しようと思う。
結婚なんて不幸がひりだした糞みたいに僕の人生にふりかかるだけで、何もいいことなんてなかった。
惨めな境遇を僕が愚痴ると・・・会社の同僚はこう言った。「結婚はそういうものさ。だが逆転することもある。意外とトゥルーなロマンスってそんなもんだろ!」。
(※トゥルーロマンスのスクリプトを一部引用)
おいおい。ロマンスってもっと甘いものだろ。まあ、どのみちもう引き返せないんだ。人生なんて、いいときもあれば、その反対だっていくらでもありうるさ。きっと、め◎らが振ったバットよろしく、かっとばせる時もくるさ。来なきゃおっ死にやいいだけさ。死ぬだけだ。
(※トゥルーロマンスのスクリプトを一部引用)
あれは本当にあったロマンス。落第生の恋愛工学徒にもあった本当のロマンス。
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