- ずっと無意識に気になってる言葉たち
- 長生きした奴が格闘家として最強!!
- 戦後最大の思想家 吉本隆明の言葉
- 上司とのうまい付き合いかたって?
- 吉本ばななのつくり方
- 現代のミニマリストにも早すぎるアドバイス!?
- 「悪人正機」のインデックス
- 最後に
- 「建物が大事!」って発言に言及しているブログのご紹介
ずっと無意識に気になってる言葉たち
このブログを書くようになって、良かったこと。それは「何を書こうかなー???」と思案してるときに、ふと昔に出会って今だにモヤモヤと気になってた、そんな言葉や思想がふと蘇ってくることだね。
それは「名言」とかでは決してなくて、「何それ?」って気になりつつ、無意識下の未分類ボックスに収納してたような“謎の言葉”だったりするんだよね。
長生きした奴が格闘家として最強!!
そういう言葉のひとつが、
「長生きした奴が格闘家として最強!」って論。
ある格闘技専門誌の座談会。「力道山と木村政彦はどちらが強かったか?」をテーマに色々な角度から検証してたんだけど、
結論が・・・・
『木村政彦の方が強い。
なぜなら木村政彦の方が長生きしたから!!
以上終了!』
・・・ってものだったんだよね。
その号では永遠の鉄板テーマ「誰が最強か?」って対談があってね。そのなで「力道山と木村政彦はどちらが本当は強いか?」が語られて。まあ、歴史のミステリーっていうか、あの試合には色々な説があるんだね。八百長説や片八百長(かたやおちょう)説とか。www.moneynanpa.jp
当時は「なんじゃそりゃ!!」としか思わなかったんだけど、この歳になると「あれって意外と真実かもな」って物思いにふける瞬間があるんだよね。
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なんか「自己啓発」系の分りやすいメッセージより、ゴロゴロとした異物感のある、心のどこのフォルダにも回収できない言葉こそが価値がある気がしてきてるんだ。
戦後最大の思想家 吉本隆明の言葉
吉本ばななのお父様!!・・・って説明したほうが早いのかな。吉本の言葉も謎にみちてて凄い。糸井重里との対談集「悪人正機」って本はマジですごい!!
上司とのうまい付き合いかたって?
この本のなかで上司との接し方にアドバイスがあるんだけど、またまた合気道のような答えなんだよね。
僕が会社勤めやなんかで体得したことは、
会社において、上司のことより重要なのは建物なんだってことです。
明るくって、気持ちのいい建物が、
少し歩けばコーヒーを飲めるとか
盛り場に出られるような場所にあるっていう・・・・
そっちのほうが重要なんだってことです。
(出典:「悪人正機」)
「上司との関係に悩んでます。
どうすればいいですか?」って質問に「それより建物が大事です!」って・・・・。
かみ合ってない!!!
お前は配管工事会社の社長か!・・・ってくらいの論だからね、これ。
でも、上記の格闘技の話と一緒でなぜか気になるんだよね。なんでだろうね。こういうのは禅問答的な作用があるんだろうね。「両手をたたいてパンと音がする」「その音は右手の音か?左手の音か?」って・・・・禅問答みたいでしょ。
「悪人正機」には他にも凄すぎる論が展開されてるんで、人生にすぐに決して役に立たないモノを求めてる人は必読だよ。だいたい、「すぐに役立つ!」なんてすぐ消費されちゃうだけのものなのかもしれないね。
吉本ばななのつくり方
本書には教育論も語られてますね。吉本ばななはこうやって育ったんですね。
子供が何をやろうと、
たとえ犯罪者になろうと、
オウムに入って出家したいと言おうと
「やってみな」というだけでね。
「挫折したりイヤになったりしたら、
まあ、戻ってくればいいよ」って。
現代のミニマリストにも早すぎるアドバイス!?
最近流行りのミニマリスト。あれって何なんだろうね。意味不明なんだけど。。。。
「清貧の思想」とか、
そういうものはダメなんです。
人間は、そういうふうには生きられない
生き物なんですから。(中略)
遊んだり、お洒落をしたり、
恋愛をしたりってことがなくなったら、
人類の歴史のいいところは
ほとんどなくなっちゃうんですよ。
「悪人正機」のインデックス
◎泥棒して食ったっていいんだぜ
◎鈍刀のほうが、実はよく切れるんだぜ
◎挫折なんて、しようと思ったってできないんだ
◎働くのがいいなんて、それはウソだよ
◎そんなに「正義」はすばらしいか
◎円満な家庭なんて、そんなものはねえんだよ
◎「役に立たない旅」でいいじゃないか
◎大まじめは、だめです
最後に
結局は「狂人」みたいな滅茶苦茶なやつが四角四面のロジカルな良識人に最後には勝つってことかな。僕も最近は性格を悪くするためにマジメに訓練してるからね。(語義矛盾!!!)
みなさま、クレイジーな週末を!!
「建物が大事!」って発言に言及しているブログのご紹介
愛読させていただいているMistirさんのブログでも、吉本の「建物が大事!」論に言及されてて面白いね。この記事。
僕の祖父の「迷言」編はこちらから
備考:その他の「書評」シリーズはこちらから
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