- 僕は落語が大好きだ!
- 落語とは高尚なものじゃない!むしろ俗なポップカルチャーだ!
- 僕のBlogでは落語に登場するような子悪党や駄目人間や煩悩にまみれた奴しか紹介しないから!
- ・・・ってゆーか、今までの記事にもそういう奴しかいないけどね!
- 備考:テレビ放映情報/TBS年末ドラマスペシャル
僕は落語が大好きだ!
僕は落語が大好きだ。ヘビーな落語マニアとはいえないが、YouTubeで落語をよく聞いていたりする。
落語の良さ。それは下世話で煩悩にまみれた人々のリアルな姿。常識からはみ出した子悪党。吉原の女たち。亭主の愚痴ばかり言ってる婦人衆。立派な良識人なんてクソくらえだろ!
包丁
僕が好きな噺は「包丁」。新しい愛人ができ、女房と別れたい男が友人に自分の女房を寝取らせようと悪知恵を働かすエピソード。立川談春の「包丁」は素晴らしい。
真田小僧
「真田小僧」も素晴らしい。実母の不倫の情景を父親に密告する小僧。しかし小僧は駄賃をくれないとその秘密を話さないという・・・。
しかたなく駄賃をわたして明かされる衝撃の昼の情事とは・・・・。
紺屋高尾
「紺屋高尾」。
吉原一の絶世の美女に恋した職人。大名クラスの男性しか相手にしない高尾とマジメなだけの職人の江戸を舞台としたラブストーリー。
文七元結
「文七元結」。
借金漬けのばくち打ちの逆転劇。どん詰まりの人生からの起死回生。江戸っ子の粋を教えてくれる作品。姉さんのセリフからギャンブルに対する身の処し方、お金に対する哲学を学べる作品。
芝浜
「芝浜」。
アルコール中毒寸前の職人。人生は破綻の寸前。ふと大金を発見して有頂天で昼寝に。だが、それは夢だった???何が夢で何が現実なのか。お金とは何なのか???
死神
現代人も江戸っ子も悩みは同じ。お金が無いこと。。。。自殺を考えた主人公のもとにある日、死神が現れて・・・・。人には寿命と運のロウソクがあるという。江戸版・DEATH NOTE!
落語とは高尚なものじゃない!むしろ俗なポップカルチャーだ!
その談春の「赤めだか」を読んでいたら、落語の設計思想のようなエピソードが紹介されていて、深く納得した次第。
(忠臣蔵には実は帯同を辞退した253人の武士がいた)
逃げちゃった奴等はどんなに悪く云われたか考えてごらん。
理由の如何を問わずつらい思いをしたはずだ。
落語はね、この逃げちゃった奴等が主人公なんだ。
人間は寝ちゃいけない状況でも、眠きゃ寝る。
酒を飲んじゃいけないと、わかっていてもつい飲んじゃう。
(中略)
それを認めてやるのが落語だ。
智に働けば角が立つ。情に棹(さお)させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角(とかく)に人の世は住みにくい。
そして談志師匠の現実認識。いかに駄目な人生でもそれも含めて肯定してあげるってことだよ。
よく覚えとけ。 現実は正解なんだ。
時代が悪いの、世の中がおかしいと
いったところで仕方ない。 現実は事実だ。
(出典:赤めだか/立川談春)
僕のBlogでは落語に登場するような子悪党や駄目人間や煩悩にまみれた奴しか紹介しないから!
ここで僕のブログも原点回帰。今後も現世の煩悩にまみれた駄目人間(おれ!)を積極的に紹介していこうと思った次第。
誰もが賞賛する成功者、皆が尊敬する人徳者なんてあえて僕のブログで紹介する意味ないよね。そう。落語なんだよ。そこから逸脱してしまった人々を描くんだ。
酒は人間を悪くするものではなく、 人間がいかにダメなものかを教えてくれるものである
— 立川談志の名言・格言_bot (@dannshi_bot) 2015, 8月 6
落語とは人間の業の肯定
— 立川談志の名言・格言_bot (@dannshi_bot) 2015, 8月 6
煙草をやめるなんてのは、意志の弱い奴がすることです。
— 立川談志の名言・格言_bot (@dannshi_bot) 2015, 8月 6
僕はいつだって「文明」ではなく「文化」の側にいよう。
「文明」とは、その時代々々の最先端であり、より速く、より多くを求めるもので、それに取り残されたモノに光を当てたものを「文化」という。(立川談志) →僕はいつでも「文化」の側にいよう。
— かえるくん地球を救う (@kaerukun777) 2015, 12月 17
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・・・ってゆーか、今までの記事にもそういう奴しかいないけどね!
まあ、今までの記事にもそういう奴しかいないけどね!
●ナンバーワン営業マンでありながら、しょうもない悪党!!
出会い系サイトのプロフィール作成に尋常ならざる情熱を示すナンバーワン営業マン。「勝つためにはディティールにこだわる!」っていう営業マンの矜持を垣間見た次第!!
●喫煙場の魔術師“今田くん”
会社の喫煙場は社交場だ。豊田商事ばりの悪どい商法を披露したり、大麻がなぜ合法なのかを僕にとくとくと説明してくれたっけ。
●新宿で映画を安く鑑賞する方法を教えてくれた玲子ちゃん
「美白」のトレンドに反して、今年もガンガン日焼けしている玲子ちゃん。玲子ちゃんは僕に「黄金の羽根」の存在を教えてくれた。いい歳して毎週末、海に繰り出すそのメンタリティ。時代に反しているその精神が落語的で素敵だよ。
・・・ということで改めて僕のブログはしょうもない連中が登場しながら・・・女子にモテることばっかり考える僕を中心に、駄目ダメな日々をお送りしていきますので。
さあ、時代に逆行した落語的な行為として、愛人と一緒になりたいから友達に女房を寝取ってもらう計画をうなぎ屋でしようか。(「包丁」風)
(おわり)
備考:テレビ放映情報/TBS年末ドラマスペシャル
2015年12月28日(月)21時~ 嵐の二宮君の主演ドラマ「赤めだか」が放送。これは要チェックです!!!
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