子供映画への同行で潰れる文化の日
人間は快楽を求める。快楽には2種類ある(あ、僕の勝手なロジックね)。まあ、いいのだ。僕は学者じゃないし、これは学会へ発表する論文じゃないのだ。
それはアッパー系の「ドーパミン的な快楽」。そしてもう一つは、ダウナー系の「セロトニン的な快楽」。初期の恋のようなドキドキ感は「ドーパミン」が脳内に溢れる。かたや、家族との愛のあるリラックスした生活は「セロトニン」によって多幸感を僕らにもたらす。
僕はエゴイスティックな人間だ。ドーパミン的な快楽を求める人間ともいえる。だが、たまには「セロトニン的な休日」もいいだろう。人生はバランスが大事だ。ドーパミン過多を「依存症」という。僕は脳内の報酬系の奴隷にはなりたくない。
利己的な「ドーパミン」と利他的な「セロトニン」。こういう勝手な解釈をしている。生物は基本的に「利己的」にプログラミングされている。でも人間以外の動物にも「利他的」な行動が報告されている。これはどういうことだろう。仮説では、利他的に振る舞うことで長期的に種全体の保存に有益である場合、生物は利他的な行動をとるようだ。
利己的な僕は今からアドセンス広告を貼るだろう。利己的なブログなのだ。
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利他的なネズミたち
映画が始まった。ガンバは見知らぬネズミから相談を受ける。「ノロイ」というイタチの悪魔から僕たちを救ってほしいと。そこには報酬はなにもない。「ノロイ」と戦って生き残ったネズミは1匹もいない。でも、ガンバは冒険の旅に出る。
まあ、先にウンチクを色々と書いたが、利己的とか利他的とかどうでもいい。ガンバは戦った。無心に。勇敢に。ガンバはみんなに希望の大事さを教えてくれた。最後まで諦めずに希望を持つことを。「◎◎◎」のシーンで僕は思わず泣いてしまった。大体、戦闘シーンのあるネズミとイタチの映画だ。観る前から「そりゃ、一匹くらい死ぬだろ!」と分ってても泣いてしまった。「◎◎◎」は最後に言った。「もっとみんなと冒険したかった。旅をしたかった」と。僕はまた涙した。僕らが旅に出る理由。。。。
サウンドトラック:僕らが旅に出る理由
そしてエンドロール。小沢健二の「僕らが旅に出る理由」を倍賞千恵子が歌っていた。ラインの田端さんの論に「ジャズ喫茶理論」というものがある。人はジャズ喫茶的的な空間で「お好きな曲をかけますよ?」と言われた時に、自分が本当に好きな曲ではなく、周りの人に「あの人、通(つう)ね!」と言われるであろう曲を選ぶという理論だ。
僕も女の子に「好きな曲は?」って聞かれたら、ジャズの名盤やソウルの古いレコード、気分によってスカしたクラブミュージックを答えるだろう。でも僕のココロのナンバーワン・アルバムは小沢健二の「LIFE」だ。
遠くまで旅する恋人に/あふれる幸せを祈るよ/
ぼくらの住むこの世界では/太陽がいつも昇り/
喜びと悲しみが時に訪ねる
(出典:「ぼくらが旅に出る理由」小沢健二)
僕らの住むこの世界では旅に出る理由があり、誰もみな手を振ってしばし別れる。LIFE is Coming back!!!!!!!

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■追記:僕は泣いたけど興行収益は苦しいよう?!
僕自身は上記のように一消費者として単純に楽しんだけど、興行収益は苦しいようですね。やっぱりテレビ局を含めた「製作委員会方式」じゃないとビジネスモデル的にきついのかなー。。。確かに露出が弱すぎたよな。作品のクオリティうんぬんの前に。でもうちの子はどうやって知ったんだろ????
■追記:でも僕は好きだよ!
小沢健二&倍賞千恵子のエンディング曲。豪華な声優陣。やっぱり僕は良い作品だと思うよ。
■追記:新宿で映画をお得に観る方法
新宿東宝ビルで映画をみるなら、東宝ビル前のチケットショップは是非とも活用すべし!!
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