- 秒速の男について
- 謙虚な男
- 音速の男について
- 10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと
- 備考:本書の評判
- 備考:山口さんのTwitterが面白い
- 備考:本書のインデックス
- 備考:2016年のベスト本は「好きなようにしてください」だ!!!
秒速の男について
“秒速”といえば与沢翼である。秒速で1億円を稼ぐのである。『「秒速で稼げますよ!」って宣伝をして情弱から金を巻き上げるノウハウ』を宣伝して情弱から金を巻き上たい輩を大量生産。
見事なトートロジー。欲にまみれた龍は全てのものを食い尽くしたそうな。そして最後に獣の尻尾が見えた。龍は尻尾を食い尽くしたが、それは龍自身の尻尾だったのだ。
でも、僕は与沢翼は嫌いじゃない。愛嬌がある。キャラ得ともいう。とぼけたコメント。戦略家なのか天然なのか。翼の発言にはしびれるよ。
なんで痩せないんですかね(笑)。
僕が太ってなかったら、
こんなに叩かれていないと思いますよ
(出典:マネー&フリー/水野俊哉)
【マネー&フリー 僕らが楽して大儲けした57の秘訣】 ~神田昌典とネット起業家の系譜~ - “お金を稼ぐこと”と“女子にもてること”しか考えていないのは“意識低い系”なのか
いやいや。痩せてても世間からは叩かれてるだろ!!“論点ずらし”のテクニックとか、マジですごいよね。で、笑ってしまった瞬間に僕の負けなんだよね。。。。
登録した覚えが全くないのに届くメルマガ。それも毎日のように。それが、与沢翼メルマガだ。僕はこのメルマガを読むほど暇じゃないが、メルマガのタイトルに日々楽しませてもらっている。
なんだよ。(笑)って。友達みたいじゃないか!!なかなかビジネスメールのサブジェクトで目にしないワードなだけに、斬新だよな。
秒速でダウンロードするっしょ!!!「自分で稼ぐ」んじゃなくて、「アプリがお金を見つけ出す」って着眼点が最高。
本当に斬新なタイトル&サブジェクトだよな。。。。だから、友達かよ。俺たち。。。。
謙虚な男
ここに謙虚で好感度が抜群の男がいる。彼は「秒速」なんて酔狂なことは口にしない。現実主義者なのだ。実直で公務員的な性格なのだろう。
時給3万円を稼ぐ男。月収300万円なんて、すごい謙虚。地に足がついてるよな。300万円くらいなら、誰でも楽して短時間で稼げるっしょ!!
「秒速で1億円」「時給3万円」。。。。世の中の時間軸は一定じゃない。時空は歪むんだ。マイケル・J・フォックスがデロリアンで2015年にタイムスリップしてやってきたら驚くだろう。相変わらず人類はまったく進化も学習もしていないことに。。。。
音速の男について
「音速」で優良企業から内定ゲット。「世界一即戦力な男」。引きこもり・非モテ青年が音速で優良企業から内定をゲットした話。菊池良さんっていうんだね。
いまいち良く分らないな。マトリックス的な設定の会社なのかな。しかし、書籍はタイトルだけで判断すべきじゃない。「ちゃんと読んで書評しろ!」とお叱りを受けそうなので、僕は音速でアマゾンカートのボタンを・・・押せないだろー。。。。これは書評ではない。僕は表紙の装丁を楽しむ者である。
でも、彼はすごいみたいだね。プッシュ一辺倒の就職学生のなかで、WEBサイトを立ち上げバズって、企業からの誘いの網を張る。いわゆるプル戦略。マーケティング上手だよね。「即戦力」ってグーグルで調べると一位にヒットするんだって。コンピュータに愛されている男。
「秒速で1億円」「時給3万円」「音速で内定ゲット」。。。。世の中の時間軸は一定じゃない。マイケル・J・フォックスがデロリアンで2015年にタイムスリップしてやってきたら驚くだろう。2015年の時空が歪みまくっていることに。。。。
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10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと
で、本題。「10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと」。これは良書。2015年下半期に読んだビジネス書では一番良いんじゃないかな。タイトルが長すぎるのが欠点だが、僕のブログ名も長いのが欠点だ。自分でも憶えられない。。。。ぼちぼちタイトル、変えよかな。。。
この本は実用書的なものではなく、一種の哲学書の趣きがあって、また今度じっくり紹介したいんだけど、色々と洞察が示唆に富んでいてマジでおすすめ!!!今回はそんな本書から「時空」「次元」に関する箇所をご紹介。

10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法
- 作者: 山口揚平
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/07/11
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
本書は 一種の哲学書だ。「お前が両手を叩いて音が鳴る」「その音は右手の音か。左手の音か」(※出典はたしか「無門関」???かな???)。禅の問答のようなフレーズが心地よい。
意識の焦点を、3次元、つまり時間や空間、お金(数字)に置くのなら、君はお金という次元を超えることができない。つまり、パラダイムを変えることはきっとできない。結果、問題は解決しない。アインシュタインの名文句にこんな言葉がある。『問題はそれが起きたのと、同じレベルで解決することはない』。
出典:「10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと」
そして次のセリフに続く。やばい。引用が多すぎる。。。。グーグル先生に怒られそうだか、問題はそういうことではない。そういう次元の話じゃないんだ。次元を超えるとはどういうことだろう。自我を超えること?自我を消失すること?プラスのベクトルに向うのか?ゼロへ向うのか?
「じゃあ、コンピュータに勝てるものはないと?」
「いや、。コンピュータは次元を超えることができない」「コンピュータの本質は数字の処理だ。コンピュータが次元を超えてくることはできないだろう」
「でも人類も今はまだ次元を超えられないですよ・・・」
「そうかな?コンピュータに(中略)生命は作れない。一方で、我々人間は、意識の焦点を、より本質に当てることで次元を変えることができる。(中略)その究極の次元が愛であり、無である」
「愛?」
「愛とは何か?それは偏在であり全体であり一体だということさ。文系では愛だけど、理系用語でいえば、最終次元ということになる」
「愛は次元を超えるんですか・・・・」
「詩的だろう。我々は(中略)コンピュータの到達できない次元にスライドするだけだ」
出典:「10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと」
全体であり一体?最終次元?
まだまだ理解できない。本書はノウハウ本ではない。次元を超える方法は情報商材では売ってない。メルマガ登録すれば、アホな動画URLがメールで毎日送られてくるわけではない。
「秒速で稼ぐ」より「音速で内定をとる」より大事なこと。コンピュータに勝とうとする本記事の企てはグーグル先生の逆鱗に触れ、本記事は検索ページの最下層に追いやられるだろう。コンピュータに愛されないブログ。。。。「愛が次元を超える」と仮定して、その道筋は不明だ。僕はこのブログで「愛」を探していこう。
(おわり)

10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法
- 作者: 山口揚平
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2015/07/11
- メディア: 単行本
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備考:本書の評判
僕が絶賛おススメの本書。Twitter民の評価も良いようだね。
この本面白かった。今の空気感に合ってる。東浩紀の『弱いつながり』と通ずるような。10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法 SBクリエイティブ https://t.co/pLlpkMbxba @amazonJPさんから
— Yagi Chikako (@Vanilla_Love77) 2015, 12月 22
山口揚平さんの過去の図書の中で一番おもしろい。 10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法 山口 揚平 https://t.co/mX0DGNZmWw pic.twitter.com/VaJxKxVUtr
— 森井健太@セブ島でビジネス (@moriken1025) 2015, 12月 13
【10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと 答えのない不安を自信に変える賢者の方法/山口 揚平】こういう啓発系で久しぶりに面白いと感じた。最近しっかり本を読めていなかったので、... →https://t.co/MhUBjWmqvD #bookmeter
— Yuto Suzuki (鈴木 雄登) (@moc_yuto) 2015, 10月 22
山口 揚平さんの新著「10年後世界が壊れても、君が生き残るために今、身につけるべきこと」読んでるなう。面白いな~。
— citron (@citronlemon) 2015, 9月 5
備考:山口さんのTwitterが面白い
本書でも印象的なメッセージを放つ山口さん。Twitterでのつぶやきも学びが多い。注目です。
私が最も頭を使っているのは、最も頭を使える環境をつくりだすことについてである。 すなわち、ストレス、栄養、睡眠、人間関係、情報とノイズの遮断、静謐な空間、清潔感のある服装、誠実な信念、意識の焦点についてである。
— 山口揚平 (@yamaguchiyohei) 2015, 12月 11
アイデアのある人は悩まない: 頭がいいなぁ、と思う人はたくさんいるけれど、記憶とか頭の回転とかはもうAIで片付くからそういう頭の良さにはもはや興味ない。ウルトラクイズは終了したし、解答が存在する高校生クイズも時代遅れ。偏... https://t.co/ILIteXs7Oz
— 山口揚平 (@yamaguchiyohei) 2015, 11月 25
物々交換の解消のために貨幣が発見されたのはウソ。それは貨幣を最初から知っている我々の後付けの理屈だ。人々の様々な交換の結果、信用や取引の”記帳”として数字が産まれ、文字ができ、信用が徐々に外部化されてゆき貨幣が形作られたのだ。貨幣は最初から交換の道具でなく外部化された信用なのだ。
— 山口揚平 (@yamaguchiyohei) 2015, 11月 21
病を通して人は内省するものだ。はじめは痛み、そして怒りと憎しみ、後悔、反省、感謝、ゆるしの順に心が進んでゆく。ゆるしにも流れがある。最初に人をゆるし、自分の偏りをゆるし、ゆるせなかった自分をゆるし、最後にすべてをゆるしてゆく。そのこころの動きが面白い。
— 山口揚平 (@yamaguchiyohei) 2015, 11月 21
facebookは多くの人にとってはマイナスな存在になっている。いいね!を求める承認欲求バブルはインフレしすぎて限界を迎えている。もはや他人の(見せかけの)生活を映すタイムラインは、ストレスになるだろう。facebookはこれからメッセンジャーやログイン認証としてのみ残る。
— 山口揚平 (@yamaguchiyohei) 2015, 11月 21
備考:本書のインデックス
第1章:スノーボールを転がせ!
「計画・実行・修整」のサイクルを回す/「サイクル」を回せば「失敗」という概念がなくなる/“作業”は成果も君の給料も上げない/99%は技術であり/機械とコーチをうまく使う/成功者は1回で終わる仕組みを作る
第2章:格差社会と沈む日本を乗り越える
日本の未来は暗い。でも「日本人」はどうか?/日本を解散する!?/東京は、アジアのお墨つき市場になる/「地方」で国創りをする生き方/日本はあと5年で階層化する
第3章:「作る世界」から「作らない世界」へ
結婚は「オワコン化」するのか?/モノを作る世界から、作らない世界へ/タテ社会からヨコ社会へ(ガンダム世代からワンピース世代へ)/必要なのは「コモディティ」ではなく「承認」である/ネットワーク社会でお金は不要になるのか/幸福のピークは年収700万円/ヨコ社会で「信用残高」を増やすこと/「コミュニティのポートフォリオ」を持つ/問題はそれが起きたのと同じレベルで解決することはできない/本質的なことへ意識を向けることが、コンピューターと戦わない方法である
第4章:コミュニケーション
愛と条件で相手のコミュニケーションスタイルを見抜く/相手と自分の距離感を測る/目に見えない「距離感」を言語化すること/信頼はクレジットになる/優秀さは能力と謙虚さのことである/すべての悩みは人間関係である
第5章:僕たちは何を学んできて、これから何を学べばいいのか
価値になるのは「本質を考えること」だけ/本質がつかめると効率的になる/教育が時代遅れである理由/旅で新しい問題意識を手に入れよ/21世紀に必要な3Cとは
第6章:事業の本質
夏目漱石が成功した理由は「朝日新聞」に連載したからである/サッカーが偉大なのは、そのマーケットの広さにある/ディズニーランドは入場料で儲けていない?/継続してお金を得るために/「イーロン・マスクを生み出したこの世界」の仕組みを考えよ/21世紀のために、アートとデザインを学べ
備考:2016年のベスト本は「好きなようにしてください」だ!!!
仕事の悩み。お金の悩み。家庭の悩み。子供の教育についての悩み。あらゆる悩みへの解決の糸口になるのが、経営学者である楠木建氏の「好きなようにしてください」だ。
経営学者の視点が凡人の煩悩あふれる質問をバッサリと切っていく爽快感。そして人生の指針を与えてくれる言葉の数々。
心からおすすめ。絶対に損しないから買うべし!!
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