- コトラー先生は言った。STP理論が大事だと!
- でも、市場は飽和してしまった!
- インチキくさい先生が言った。「TTPしろ!」と
- このエピソードから何を学ぶか?
- 備考:「不真面目にマーケティングを学ぼう!」シリーズ
コトラー先生は言った。STP理論が大事だと!
マーケティング学会の巨人であるコトラー先生は言った。
「STPが大事!」だと。
「S」はセグメンテーション。
「T」はターゲティング。
「P」はポジショニング。
例えば農家なら・・・・。
その土地で物理的、現実的に作れる野菜の種類を洗い出すのが「セグメンテーション」。
リストアップされた野菜から最も自分たちが勝てる野菜種を選ぶのが「ターゲティング」。
そしてその野菜種のなかで、どういうポジションの野菜をつくるのか。加工食品用に特化するのか。宝石のような高級野菜を育てるのか。見た目の美しさに徹底的にこだわるのか。ライバルのいない空白地帯にポジションを取ることだ成功確立を高める。
「負けないことが大事!」「逃げ出さないことが大事!」「投げ出さないことが大事!」。
でも、駄目になりそうな時は「STPが大事!」とコトラー先生は言ったんだ。

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でも、市場は飽和してしまった!
でも市場は飽和してしまった。
マーケットに隙間が無いのだ。
ポジションを立てようがないのだ。
教科書的なマーケティング・セロリーが通用しなくなる場面が多々でてきてしまっているのが現状だ。
でも、スマートなマーケティング理論が機能しない現在だからこそ、泥臭いマーケティング・ロジックが有効なんじゃないかな。
最近もある先生の話にとても感銘を受けたんだ。
僕はセミナーなんて受ける柄じゃない。
無料セミナーなんて、どのみちバックエンド商品の営業でしかないし、有料セミナーは優良じゃなかったりする。
でもその先生は「人間は牢屋に入って一人前!」って素敵なことを仰る先生だったんで、ちょっと話を聞いてみようと思ったんだ。
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インチキくさい先生が言った。「TTPしろ!」と
先生は(良い意味で)インチキくさくて最高だった。
先生は言ったんだ。
「Tetteiteki ni Pakure!(徹底的にパクれ!)」と。
そしてTTPの大事さを説明するのにある興味深いエピソードを紹介してくれた。
(※僕がこれから書くことはたぶん、フィクションだ。僕はウーロンハイで酔っている。僕は妄想家だ。フィクションということにしておいてね。)
昔々、あるところに「某ラーメン・テナントが集積している博物館のような施設」があったんだって。
そのテナントとして、世界進出も果たしている「某・豚肉でダシをとったスープに麺をいれる種類のラーメン」で今や誰もが知るラーメン店も入居していたんだとさ。
でも、その頃の「某・豚肉でダシをとったスープに麺をいれる種類のラーメン屋」は当時は無名で全く流行ってなかったんだって。
味も明確にその施設内のライバルのラーメン店より劣っていたそうな。
「某・豚肉でダシをとったスープに麺をいれる種類のラーメン屋」の店長は毎日のように徹夜で店に泊り込んだんだって。
なんのためだと思う???
え、「スープの味の研究をするため」だって????
違うよ。
他のラーメン店は閉店時間で当然のようにカギをかけて帰ってしまう。
施設に1人で残って、他の店舗に忍び込んで、他店の味を盗んだんだよ。
「某ラーメン・テナントが集積している博物館のような施設」という環境はTTPには最高のシチュエーションだ。
だって他店に忍び込み放題なんだから。
このエピソードから何を学ぶか?
まあ、嘘か誠か(嘘ということにしておこう。。。)、こういうエピソードを聞いたんだ。
このエピソードを聞いて何を感じるかはその人次第だろう。
明らかな不法侵入罪ともいえるし、せこい行為ともとれる。
でも僕はちょっと琴線に触れ、感心してしまった。
勝つためにここまでする愚直さと泥臭さ。
でもただの「P(パクる」じゃ駄目なんだ。
それじゃ、某バイラルサイトと同じだ。あいつらは下品だろ。
「徹底的に」仕事をしていないだろ。
「徹底的にパクる」なら自ずとそこには自分の創意工夫が入るから、ただの劣化コピーにはならないんだと思う。
勝つための執念。
カイジの利根川のセリフが僕の脳裏にうかぶ。
僕に「勝つこと」の意味を教えてくれた師匠は利根川だ。
お前らは負けてばかりいるから
勝つことの本当の意味がわかっていない・・・っ
「勝ったらいいな」じゃない・・・!
人生は「勝たなきゃダメ」なんだ・・・っ!
よく戦ったからじゃない…
彼らは勝った、ゆえに今、
そのすべて…人格まで肯定されている…
勝ちもせず生きようとすることがそもそも論外なのだ!
僕は自分の弱いマインドに負けそうになっていた。
例の「40歳をすぎてソロで路上ナンパをするという痛い行為をすると人はどうなるのか?」の社会実験の進捗は思わしくない。
いや、でも。。。
仕事のトラブルとかあって。。。。
それに・・・・。
見苦しい言い訳を始める僕に利根川は言ったんだ。
泣き言で人生が開けるか…!
語ってどうする…?
いくら語っても状況は何も変わらない…!
分ったよ。
利根川。
僕は「自分の弱い心」にだけは絶対に勝つことを約束するよ。
だから“鉄土下座”してないで顔をあげてくれよ!!!!!
(おわり)

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備考:「不真面目にマーケティングを学ぼう!」シリーズ
真面目なマーケティング経営理論を不謹慎に学ぼう!!
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