- ふとしたニュースに僕は衝撃を受けたんだ!!
- 「希望の国のエクソダス」が現実化している!
- 未来予測①:子供達は胴元になることを思いつく!
- 未来予測②:子供達は独自通貨を発行するだろう!
- 未来予測③:子供達は日本国から独立するだろう!
- もちろん夢物語だ。ネットは稼げないから!
- ハイチュウのアフィリでは稼げない!!アフィリで中高生に勝とう!!
- 備考:「希望の国のエクソダス」取材ノートも面白い!「
- 備考:やっぱりネットは副業にすべきでは?
- 備考:リストラされたらどうやって稼ぐ!?
- 続編:実際に我が子に稼がせてみた!!
ふとしたニュースに僕は衝撃を受けたんだ!!
僕は定期的に定量データやアンケート調査の数字をみている。これも仕事だ。世の中のトレンドや流れをざっくりと把握しておくためだ。そして何気ない調査データに驚いたんだ。
小中高生の携帯・スマホユーザー、3割がネット上で小遣い稼ぎ、高校生では男子8割・女子7割。平均は1万855円。
携帯電話・スマートフォンを持つ小学4年生~高校生618人を対象に、1月8~14日にインターネット調査を実施した結果、30.7%がネット上で小遣い稼ぎをした経験があると回答。高校生に限れば、男子で79.6%、女子で68.9%に上る。
1カ月あたりの小遣い稼ぎの金額は、1万円未満が86.8%、1万~2万円未満が6.3%、2万~3万円未満が2.1%、3万~4万円未満が1.6%、5万円以上が3.2%、。平均は1万855円。
(出典:小中高生の携帯・スマホユーザー、3割がネット上で小遣い稼ぎ、高校生では男子8割・女子7割 -INTERNET Watch)
■子供の小遣い稼ぎの内容は・・・
- ポイント交換/76.8%
- 物品をネット販売/12.6%
- 動画再生/8.9%
- アフィリエイト/2.6%
- LINEスタンプ作成/1.6%
マジかー!!!もはやSFの世界だ。だってそれって僕が昔読んだ小説の冒頭部分にそっくりじゃないか。その小説とは・・・・
「希望の国のエクソダス」が現実化している!
それは村上龍の小説「希望の国のエクソダス」の冒頭にそっくりじゃないか。自分たちで稼ぐ中学生。。。。。
◎「希望の国のエクソダス」のあらすじ
2002年秋、80万人の中学生が学校を捨てた。経済の大停滞が続くなか彼らはネットビジネスを開始、情報戦略を駆使して日本の政界、経済界に衝撃を与える一大勢力に成長していく。その後、全世界の注目する中で、彼らのエクソダス(脱出)が始まった。壮大な規模で現代日本の絶望と希望を描く傑作長編。
(文春文庫の紹介より)
作中で中学生のリーダーである“ポンちゃん”は言った。
「この国には何でもある。本当にいろいろなものがあります。だが、希望だけがない」
今の子供達はこう言うかもしれない。
僕たちには希望とお金だけがない!と。
希望があっても経済的自立の象徴であるお金が無ければ、大人から独立はできない。だから子供は親から独立できない。でもネットという新たなツールが経済的自立の後押しをしたら・・・・・。子供達はビジネスを始め、独自貨幣を発行し、そして日本国から独立するだろう。
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未来予測①:子供達は胴元になることを思いつく!
現状はポイント稼ぎやネットオークションでの転売をして稼いでいる子供たち。でもやがて気づくだろう。自分たちが鵜飼いの鵜(う)だということに。受け身のビジネスでは拡がりと展望がないことに。企業のアンケート回答やメルマガ登録じゃ彼らのモチベーションとプライドは維持できない。
そして胴元になることを志向するだろう。自らがプラットフォーマーとなることを。そこでは様々なことが可能になる。商品の宣伝や広告ビジネス。通販。チケットも流通するし、C to Cの中学生ビジネスも発展するだろう。
未来予測②:子供達は独自通貨を発行するだろう!
子供たちはプラットフォーマーに飽き足らず、独自通貨を発行するだろう。
通貨くらい自分たちで作れます。信用を創造すればいいわけでしょう?
(出典:「希望の国のエクソダス/村上龍」)
彼らは地域通貨をより発展させた通貨を発明するだろう。例えば「年齢限定・通貨」だ。 12~18歳の人間にしか使えない。18歳を超えると紙くずになる。自ずと通貨は循環する。貯めこんでも意味がない。マネーサプライは彼らのコミュニティの信用の量によって変動する。
未来予測③:子供達は日本国から独立するだろう!
彼らは国家から独立する。そこは理想のコミュニティだ。この地の住人も年齢限定だ。組織の腐敗は膨張と拡大から生まれる。しかし組織は拡大するDNAを宿している。でも18歳を超えたらこの土地には住めない。コミュニティは衰退しない。組織の規模は拡大せず、その質を高めていくだろう。
もちろん夢物語だ。ネットは稼げないから!
こんな話は夢物語だ。ちょうどこんなニュースが流れた。
クラウドワークスは登録数80万人で二十万円以上稼ぐのは111人。ということは0.0138%。ネットでみつける在宅の仕事で生きていくのは甘い考えだよ。と社会の厳しさを教えてくれるデータ。。 pic.twitter.com/KWpHwBVcKy
— Kabu Berry (yama) (@nagoya_kabuoff) 2016, 2月 21
そう。未来の働き方であるクラウドソーシングは現状では稼げないんだ。これだけで生活していくのは無理だ。でもそれは大人の話だ。家族を養わなければならない大人にとって、クラウドソーシングは厳しい、って話だ。
「ワークシフト」的な未来観はもうちょっと先のようだなー。。。 → クラウドワークスで月収20万超え、わずか111名。働き方革命の未来はどこにある? - GoTheDistance https://t.co/RkfqJlutUs
— かえるくん地球を救う (@kaerukun777) 2016年2月24日
◎でも生活コストの安い子供なら・・・
でも子供の収入としてならどうだろう。先の調査アンケートによると子供のネットでの月の収入は1万円。ブログで1万円を稼げているとしよう。それなら横展開で50サイトを作れば月に50万円。生活維持コストの安い子供なら充分だろう。
やはり子供が独立する未来がやってくるのか?!
でも我が子(8歳のギャル)の独立はまだまだ先だろう。昨日だってこんなメッセがきたくらいだから。
ハイチュー買ってきて!!
僕はハイチューのアマゾン・リンクを最後に貼ってみた。ハイチューのアフィリエイトでは永遠に経済的自由は無理だろう。さあ、本業に戻ろう。こんな妄想より明日のプレゼンの方が大事だから。
ハイチュウのアフィリでは稼げない!!アフィリで中高生に勝とう!!
僕は思った。アマゾンのアフィリでは中高生に勝てないと。
【おわり】
備考:「希望の国のエクソダス」取材ノートも面白い!「
小説も面白いけど、「取材ノート」も面白い。村上龍が様々な識者との対談から着想を得る様子が紹介されている。例えば、中学生がどうやって稼ぐかの対談シーンも秀逸。
ある地域で何か事件が起こった場合、百万人もいればその現場に、中央のマスコミよりも早く到着できる人間がいる可能性が高い。そうやってリアルタイムで撮った映像なり取材原稿なりをCNNなんかに売れば、これはビジネスになりますよ。
(出典:「希望の国のエクソダス」取材ノート)
備考:やっぱりネットは副業にすべきでは?
昨今の「ネットで稼ぐ」論。上記のデータのように「ネットで専業」はかなり無理ゲーだろう。やっぱり仕事をしつつ、隙間時間のネット副業がベストじゃないかと思う。
備考:リストラされたらどうやって稼ぐ!?
もし40代でリストラされたら?そこには厳しい現実が待っている。リストラ中年のリアルを紹介してみたよ!!
続編:実際に我が子に稼がせてみた!!
小学3年生の我が子がアクセサリーをつくった。僕はネットでこれを売って財産を築いてみようと画策し・・・・
◎村上龍のその他のおススメ書籍

すべての男は消耗品である。VOL.1?VOL.13: 1984年8月?2013年9月 連載30周年記念・完全版
- 作者: 村上龍
- 出版社/メーカー: 村上龍電子本製作所/G2010
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