- はじめに
- Tweet&Shout
- もし僕らのことばがウィスキーであったなら
- 構造と力
- 頼むから静かにしてくれ
- アウトドア般若心経
- ゆ、ゆ、ゆきりん
- 妄想銀行
- OUT
- 愛について語るときに我々の語ること
- 風の谷のあの人と結婚する方法
- 備考:本を装丁で選ぼう・編はこちら
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はじめに
僕は本が大好きだ。そして本の楽しみ方は多様だ。内容はもちろん、その装丁のデザインや本のタイトルも注目ポイントだ。今回はかっこいい本のタイトルを僕なりの視点で集めてみた。
Tweet&Shout
ビートルズ世代は「ツイスト&シャウト」だった。でも僕たちはツイートしながらシャウトするんだ。ソーシャルメディア時代の空気感をうまく伝えたタイトル。ソーシャルメディアの使い方と行動を組み合わせることを説いた本書。津田さんの本は読みやすいし、お勧めだよ。
もし僕らのことばがウィスキーであったなら
村上春樹の本はタイトルが素晴らしい。様々なイメージを喚起させる書名だ。本書はエッセイ書。スコットランドおよびアイルランドを旅しながら、ウイスキー工場やバーを巡る。
もし僕らのことばがウイスキーであったなら・・・・・。確実に酔っぱらってしまうよね。初デートの時には最高だよね。本書を読んでいると当然ながらウイスキーを飲みたくなるね。もちろんシングルモルトだ。
村上春樹は小説も最高だがエッセイも素晴らしい。はやり文章のリズム感なのだろう。村上春樹自身はジャズのリズムが身体に染みついているそうだ。村上春樹は若かりし頃、ジャズバーのオーナーで生計を立てていた過去もある。
僕も村上春樹を気どり、ニーナ・シモンの古いジャズを聴きながらブログを書いている。僕の文章のリズムはまだまだ拙いがご愛嬌だ。
◎Twitter民の「もし僕らのことばがウイスキーであったなら」へのクチコミ
村上春樹の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」を読む。潮の香り、森の香り、ウィスキーの香りなどなど、描写から香りが感じられるような素敵な本だった。「アイルランドの緑は鮮やかで広く、深い」という書き方、すごく好き。
— KH (@recursive_nn) 2016年3月22日
『遠い太鼓』や『もし僕らの言葉がウィスキーであったなら』など、村上春樹の旅行記は昔から好き
— ひゅうこ (@secret88garden) 2016年3月6日
ギリシャの島再訪、って書いてあったので読みたくなった
『遠い太鼓』で描かれたギリシャでの生活の話がすごくよかったから
村上春樹の『もし僕らの言葉がウイスキーであったなら』という本を読んだ時、特に印象の残った言葉に「ウィスキーの水割りにするのは、薄めるためじゃない、味わいを深めるために水を入れるんだ」というものを見てには最高にかっこいいと思いましたわ
— えとぶんBo㌠ (@eto2un_bo) 2016年2月14日
構造と力
ニューアカデミズムは「軽薄」「バブル世代」の象徴として、時代の徒花(あだばな)的な一時の流行という低評価を受けている。でも時代は巡る。また再評価のムーブメントがいつか起こるだろう。バブル当時の空気感を知るのに最適な一冊。
デリダやデュルーズといったフランスの現代思想家がロックスターのように若者に崇められていた時代。中心から周辺へ。逃げよ。
浅田さんはニューアカデミズムの中心人物。彼自身も当時はポップスターのようだった。他には中沢新一。中沢新一もお勧めだ。宗教の脱構築をこころみたのが中沢新一。
◎「構造と力」に関するTwitter民のクチコミ
「メルロー=ポンティは、始源において自他未分の共生状態を見出し、これを根源的脱自態(extase originelle)と呼ぶ。それは、いわば前人称的な生の大海であり、成長に伴って潮が引いていくときその中から現われる島々が、個々の主体なのである。」浅田彰『構造と力』
— 百瀬 雄太 (@nekohashiru) 2016年4月2日
『構造と力』と『逃走論』の二著で浅田彰が矢継ぎ早にバラ撒いたキーワードは第一回新語、流行語大賞に輝いた「スキゾとパラノ」を始め「脱コード化」「リゾーム」「逃走」など多々ありますが、その全てを貫通する問題をたったひとことで述べるとそれは「差異化」というタームです。『ニッポンの思想』
— 新書BOT (@shinsyo_bot) 2016年3月25日
栗本慎一郎さんはまあ良いとして、この言葉で、かつて浅田彰さんが『構造と力』は資本主義を変質させることを企図していたのに、結局は資本主義のシステムに取り込まれてしまった…なんてどこかで言ってたのを思い出した。
— 胃弱 (@bushiparade) 2016年3月21日
頼むから静かにしてくれ
村上春樹が発掘した作家であるレイモンド・カヴァー。短編小説とミニマリズムのアメリカの代表的な作家。村上春樹がバーを経営しながら小説を書いていた苦労人だったのと同様にカヴァーも仕事の合間に細々と小説を書いていた若手時代がある。
レイモンド・カヴァーの描く等身大で小さな世界。僕たちの日常のふとした物語。それを読ませる作家としての力。小説の実力も素晴らしい。
◎Twitter民のレイモンド・カヴァーに関するクチコミ
誕生日に、チェーホフ全集かレイモンドカヴァー全集を買ってもらうか悩む~_~;
— hiroki (@hiroki_zap) 2016年2月11日
サリンジャーとかレイモンドカヴァーとか、昨日からそんな気分。
— みの (@miro7167) 2015年10月3日
RT @kafuka_monchi: レイモンドカヴァーの短編「ささやかだけど役に立つこと」で幼い子供を亡くした夫婦がパン屋に行ってパンを食べるシーンがあるんだよね。焼きたてのパンは暖かい気持ちにしてくれるなぁ。
— まねきネコ相互フォロー (@follow_maneki) 2015年4月23日
レイモンドカヴァーの短編「頼むから静かにしてくれ」を再読。スタバのスタッフさんに背表紙のタイトルを見られて何かあった?と心配された。
— カフカ (@kafuka_monchi) 2012年1月19日

- 作者: レイモンドカーヴァー,Raymond Carver,村上春樹
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- 発売日: 2006/01
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アウトドア般若心経
みうらじゅん、さすがです。般若心経の278文字を街中の看板等から探し出し撮影し、般若心経を探す旅。どうでもよい旅。素敵な旅。
般若心経は家にこもって唱えるものじゃない。家の外で探すものなんだ。家を出よう。街へ出よう。そして探そう。般若心経の文字を。
◎Twitter民の「アウトドア般若心経」に関するクチコミ&評判
疲れ果てたのでアウトドア般若心経みて脱力する
— あーりんだよぉは反抗期! (@aarinbarmyarmy) 2016年4月9日
世の中に埋もれたモノゴトに新しい価値を見出す「タモリ倶楽部」と現代アートは親和性が高い。みうらじゅんの「アウトドア般若心経」なんかも、現代アートとして観て全く違和感ないし。 pic.twitter.com/UpzzmgFVLP
— 笹山直規 (@nega_DEATH13) 2016年3月11日
ゆ、ゆ、ゆきりん
アイドルに全く興味がない僕でも気になってしまうタイトル。ゆきりんがあんなこと、そんなことをしてくれる妄想を喚起するタイトルが素晴らしい。でも、ゆきりんってAKBの子だっけ???
妄想銀行
弊社のメインバンクは「妄想銀行」です。星新一のショートショート。どの話も洒落てて面白い。
OUT
主婦たちが「アウト!」な世界にどんどん落ちていく物語。人間の業(ごう)と日常の狂気。
愛について語るときに我々の語ること
またまた村上春樹&レイモンド・カヴァーの黄金コンビ。こんな素敵な言葉をキザに素敵なあの子に言ってみたいもんだよね。

愛について語るときに我々の語ること (村上春樹翻訳ライブラリー)
- 作者: レイモンドカーヴァー,Raymond Carver,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
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風の谷のあの人と結婚する方法
須藤元気ってすごいモテるって噂を聞いたことがある。その一因は彼の言葉のセンスなんだろうな。
【おわり】
備考:本を装丁で選ぼう・編はこちら
本の装丁(ジャケット)。ジャケット買いをしてしまう本を選んでみたよ!
備考:僕の2016年のベスト本は「好きなようにしてください」だ!
仕事の悩み。お金の悩み。家庭の悩み。子供の教育についての悩み。あらゆる悩みへの解決の糸口になるのが、経営学者である楠木建氏の「好きなようにしてください」だ。
経営学者の視点が凡人の煩悩あふれる質問をバッサリと切っていく爽快感。そして人生の指針を与えてくれる言葉の数々。
心からおすすめ。絶対に損しないから買うべし!!
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