- 地方が死にそうだ!!!
- ①地方の百貨店が大量閉店!?
- コンビニも大量閉店?
- 廃校は毎年400校ペースに?
- パチンコ店が大量に閉店?
- 地方には絶望しかないのか?
- 「マイルドヤンキー」と「ヤンキーの虎」の違い
- ヤンキーの虎の特徴①:リスク志向であること!
- ヤンキーの虎の特徴②:チャレンジ精神があること!
- 日本を救うのは中小企業だ!
- その他の本書の見どころ
- 本書の評判とクチコミ
- 最後に
- 備考:藤野英人さんの本なら『投資家が「お金」よりも大切にしていること』がオススメ!
- 備考:ファンドマネージャー・藤野英人さんの名言たち
- 備考:ハッシャダイ社の「ヤンキーインターン」がすごい!!
地方が死にそうだ!!!
地方の空洞化、荒廃が進んでいる。人口減少、消費減。それに伴う雇用不安。そこから負のスパイラル的に治安の悪化や税収の減少も生まれる。
①地方の百貨店が大量閉店!?
昨年、三越伊勢丹が地方の店舗を閉鎖すると発表した。
これを機に競合百貨店も採算の合わない地方店舗をどんどん閉鎖する可能性が高い。
インバウンド消費の恩恵を受けているのは首都圏の百貨店だけだ。
魅力のない地方の百貨店は確実に潰れていく。
地方がゴーストタウン化する????
コンビニも大量閉店?
コンビニも危ない。既にオーバーストア気味。
そしてフランチャイズ・オーナーの後継者問題。
コンビニの業態としてのブラック性が顕著な今、コンビニを引き継ぐたい若者はいないはずだ。
コンビニもどんどん潰れていく。
地方がゴーストタウン化する????
廃校は毎年400校ペースに?
少子化により学校の廃校も恐ろしいスピードで進んでいる。
そして学校という建物は他の業態へのリノベーションが難しい特徴を持つ。
廃校はずっと野ざらしにされる。。。
地方がゴーストタウン化する????
第10回NIRA政策フォーラム:「地域再生−廃校問題に光を当てる」
パチンコ店が大量に閉店?
パチンコ業界は「不正釘問題」で揺れている。
国の認可を得ていない不正なパチンコ台が実際に店舗に大量に存在していることが発覚した。
この不正台を正規の台に入れ替えるコストはパチンコ店が負担する流れになっている。
後継者問題、パチンコ店の経営悪化もあり、このタイミングで店舗を閉めるパチンコ店が大量に出そうだ。
パチンコ店は地域の雇用を支えるとともに、地域住民に一定のエンターテインメントを提供してきた。
地方がゴーストタウン化する????
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地方には絶望しかないのか?
地方には絶望しかないのか?
いや違う。そこには・・・
ヤンキーの虎がいる!!!
果たして「ヤンキーの虎」とはいかなる人種なのか?
「マイルドヤンキー」と「ヤンキーの虎」の違い
近年、消費の主役として注目されている「マイルドヤンキー」。
マイルドヤンキーの特徴は、地元志向で上昇志向は皆無、社会に大きな不満はなく、週末は10代で結婚した奥さんと子供とイオンに買い物に行く。
(出典:マイルドヤンキー賞賛とその先にあるもの、、、 | 芝山元)
いわば「牙の抜かれた虎」であり草食系な生態を持つ。
それに対して「ヤンキーの虎」は上昇志向が強く、打たれ強く、リスク志向なのだ。
そして僕は本書で紹介されている「ヤンキーの虎」に魅せられてしまったのだ!!!
ヤンキーの虎の特徴①:リスク志向であること!
縮小する地方経済。
ヤンキーの虎はだからこそチャンスだと認識している。
積極的にリスクを取りに行く。
いわゆる「残存者利益」を狙っているともいえる。
逆張りのポジションを張るのだ。
そしてそれはヤンキーゆえの若気の至りではない。
すごく合理的なのだ。
縮小する地方の中でリスクを取るなんて、馬鹿げていると思われるでしょう。しかし、彼らは、逆に考えています。地方だからこそ、リスクを取れば勝てる。
地方ではリスクを取ってビジネスを成長させようとする人が、都会と比べて少ない。全般的に事業意欲が乏しいのです。
その中で、事業意欲が強く、ある程度の情報を持っている人たちが積極的にビジネスを展開していけば、比較的容易にビジネスに勝てる状態になっているのです。
ヤンキーの虎の特徴②:チャレンジ精神があること!
これも「マイルドヤンキー」と対局の一面。
マイルドヤンキーはコンサバティブだし、現状維持を望む一般的なサラリーマンと近しい。
でも「ヤンキーの虎」は起業家なのだ。
ただし都心の起業家とは異なる。
ビジネスモデルは何ら革新的ではないし、ビジネススタイルも泥臭い。
でも僕はそこに惹かれる。
「ビジネス」というより「商売」であり、「商い(あきない」的なのだ。
リスクを取って事業に失敗した人もたくさんいますが、すぐに這い上がってくる強いメンタリティを持っているのです。
ヤンキーの虎たちは、破産しても簡単に前の商売を潰して、新しい商売を始めようと考えるのです。
商売をやっていた親や親戚がリスクを取って失敗しても、またチャレンジして成功している様子を小さい頃から見ていますから、リスクを恐れないのです。
日本を救うのは中小企業だ!
僕は個人事業主だ。
そして日本の大半の企業は「中小企業」なのだ。
日経新聞には決して掲載されない企業群が日本経済の主役なのだ。
ヤンキーの虎の戦場がこのフィールドだ。
全企業数に占める割合の「99.7%」「約432.6万社」、皆様はこれが何の数字か分かりますか?
答えは、日本の中小企業(会社数+個人事業者数)の割合(数)です。この数字からもお分かりになると思いますが、日本の経済・産業・雇用を支えているのは、大企業ではなく、間違いなく中小企業です。日本経済の「根幹」です。
ヤンキーの虎たちは「地方でビジネスをすることは美味しい!」と考えている。
なぜか???大手企業が存在せず、中小企業ばかりだからだ。
そして地方の中小企業は積極的な設備投資などせず、保守的な経営をしている。
それはITやWEBへの投資状況をみても顕著だ。
羊の群れのような地方の中小企業たちの中で「虎」が猛威をふるうのは当然かもしれない。
ヤンキーの虎はリスクを取って投資をする。
だって中小企業の約50%は自社のWEBサイトすら保有していないのだから。。。
このインターネット社会のなかで、どれだけアホなんだという。。。。
ウェブサイトの保有率が上がると従業員一人あたり売上平均は上がる
2015年にウェブサイトを持たないB2C事業者はかなり減ったかと思いますが、それでもまだ半数以上の企業がサイトを持っていないとの結果が出ています。
その他の本書の見どころ
- 血縁経済:ファミリー企業でお金を回す
- 地域密着型ビジネスモデル
- 介護事業がヤンキーの虎たちの最初のビジネス
- 大企業の社長が日本経済を駄目にした
- 地方経済とフランチャイズビジネス
- ヤンキーの虎式コングロマリット経営
- 麻生太郎こそ最強のヤンキーの虎
- ヤンキーの虎式タイムマシン経営
- ヤンキーの虎式M&A
- ユニクロも元祖・ヤンキーの虎
- マッキンゼーではなく船井総研
本書の評判とクチコミ
トランプ次期大統領の支持者が「マイルドヤンキー」ぽくて、トランプ次期大統領が「ヤンキーの虎」という感じ。
— 大西学 (@manabu_onishi) 2017年1月12日
藤野英人さん言うところの地方豪族・「ヤンキーの虎」ですね。 https://t.co/cdXL1WdXEH
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2016年12月11日
藤野英人「ヤンキーの虎」を読む。 https://t.co/VuXzCIJN25
— CatPower55 (@CatPower55) 2016年10月10日
「日本はリスクを取る人が少ない。リスクを取る人が易々と勝てる」ほんまこれ。
藤野英人『ヤンキーの虎ー新・地元経済の支配者たち』を読了。地方で起業した身として実感していることとほぼほぼ合致。ただ、あくまで「ヤンキーの虎」たちの解説書なので、虎になるための具体的な方法などについてはまた別に勉強する必要がある。
— 戸田 佑也(TODA Yuya) (@todayuya) 2016年8月10日
最後に
本書は元気をくれる本だ。
良い大学を出ていない若者が地方で成り上がる。
最高じゃないか。
本書は僕が最近読んだ本のなかでも抜群に面白い!!!
そして勇気をもらえる。
リスクをとる勇気と行動力。
本書から学ぶべきところはこれだろう。
【おわり】
備考:藤野英人さんの本なら『投資家が「お金」よりも大切にしていること』がオススメ!
投資家の藤野さんの本はどれもお金と経済と投資についての勉強になる。そして藤野さんの本を読んだことがないなら、本書『投資家が「お金」よりも大切にしていること』がオススメです。
日本人はお金が大好き!人を信用していない!
・・・・という慧眼に富んだメッセージが刺激的です。
備考:ファンドマネージャー・藤野英人さんの名言たち
本当に儲けたい人は長期的な展望で投資するべきです。伸びる会社の株は値上がりするので、よい会社を見つける方が、株価を予想するよりも簡単なのです。
多くの人がものごとを長く続けられないのは、怠け者なのに、一方で完璧主義者だからですよ。1回休んだらもうダメなんて思う人が多いけれど、3回休んでも4回目にまた始めればいいって僕は思う。
社員をビジネスマンとしてではなく商売人として育てることが大切です。仕入れて売る、この商売の基本をいかにして社会に浸透させ、突き詰めるかが日本に必要だと感じます。
株式投資とは端的に言えば、企業に対して新しい価値創造のための資金を提供することである。資金提供を通じて、投資家は価値創造に貢献している。
業績がいい会社はすでに注目されていて割高だという意見もあるでしょう。しかし、業績がいいのに過小評価されている会社はたくさんあります。ビジネスモデルが古い会社は、プレミアムがつかないので過小評価されがちです。たとえばカラオケ店や産廃会社などで堅実なところがあれば狙い目です。
◎藤野英人さんのオススメ書籍たち

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備考:ハッシャダイ社の「ヤンキーインターン」がすごい!!
ヤンキーは人材の宝庫だ。
そして人材不足が懸念される日本では、ヤンキーの社会復帰も重要なテーマだろう。
そして僕は「ヤンキーインターン」なる制度を知った。
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— かえるくん東京オリンピックを救う (@kaerukun777) 2019年3月26日
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