- 橘玲ファンとして新著を秒速で購入!
- 本書『朝日ぎらい』は世界スタンダードな「保守」と「リベラル」のフレームワークを教えてくれる書籍だ!
- では、なぜブログでわざわざ紹介しているのか?
- 恋人がサンタクロース。ネトウヨの代表格は『在特会』!!!
- 「ネットと愛国」で描写される僕の知らなかった、もうひとつの日本!
- ネトウヨのカリスマ・桜井誠とは?
- 在日特権など存在しない。だけど・・・・
- 備考:「在特会的なもの」は衰退したのか?ヘイトスピーチの闇
- 僕のなかにも「在特会的なるもの」は存在するのか?
- 備考:桜井誠が在特会のトップを降任!!
- 備考:橘玲氏の書籍への読書案内
- 備考:桜井誠 vs 橋下徹 大阪知事(※当時)のバトル
- 備考:ヘイトなクソ・サイト「保守速報」が裁判で敗訴!
- 備考:ネット言論界でデビューするためには「右寄り」が有利???
- 備考:本物の右翼は石原莞爾!?
- 備考:「パヨク」ってなに???
- 備考:フェイクニュースや保守サイトが規制へ
橘玲ファンとして新著を秒速で購入!
僕は橘玲氏の大ファンだ。
ビジネス書作家では一番好きだ。
橘氏のあるコラム記事に影響されて、『新宿中央公園にホームレスを見にいく旅』をしたこともあるぐらいだ。
その「あるコラム記事」はこちらだ。
僕はフリーランス時代、毎月かならず本コラム記事を読んでいた。
あなたに3分の時間があるなら、この記事を読むことをオススメしたい。僕は月末に必ず読むコラム記事だ。フリーランスになって約9カ月。「人生の恐怖とリスク」について書かれたこの記事を読み、来月の売上を思案する → 新宿中央公園のホームレス https://t.co/bheZw1SJuA
— かえるくん東京オリンピックを救う (@kaerukun777) 2017年5月26日
あ、この記事ね。
そして、衝動的に『新宿中央公園にホームレスを見にいく旅』をしたのだ。
あれ、いないな???
結局、新宿中央公園からホームレスは移動していて会えなかったんだけど・・・。(涙)
本書『朝日ぎらい』は世界スタンダードな「保守」と「リベラル」のフレームワークを教えてくれる書籍だ!
本書「朝日ぎらい」は世界的な視点での「保守」と「リベラル」という対立軸のフレームワークを教えてくれる良書だ。
詳しくは本書をお読みいただきたい。
日本は右傾化などしていないし、若者が保守化してるわけでもない事を、エビデンス付きでロジカルに解説してくれる。
そして「日本のリベラル」が、いかにインチキで「世界標準のリベラル」と乖離(かいり)しているのか。
それを指摘してくれる本だ。
でも・・・・書評といいながら・・・・
内容は全く解説しません!!!!(きっぱり)
黙ってアマゾンで買ってください。
すごーく良い本だからさ!!!!

朝日ぎらい よりよい世界のためのリベラル進化論 (朝日新書)
- 作者: 橘 玲
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2018/06/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
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では、なぜブログでわざわざ紹介しているのか?
書評なのに、内容を解説しない僕!!!!
なら、ブログ書くなよ!!!(ブログ閲覧者の声)
・・・って声が聞こえてきそうだが、僕は本書で思わぬ新たな出会いをしたのだ。
読書の醍醐味とは?
それは本の内容から、新たな書籍の存在や自分にとって未知の人物や団体の存在を知ることだ。
本書は「保守」と「リベラル」を語る内容だが、そうなると必然的に日本のネトウヨ層にも言及しなければならなくなるのは必然だ。
日本の「右傾化」の象徴として“ネトウヨ(ネット右翼)”がいるが、彼らのイデオロギーは「保守=伝統主義」とは関係ない。(中略)
ネトウヨが守ろうとしているのは日本の伝統や文化ではなく、「日本人」という脆弱なアイデンティティで、「嫌韓」「反中」と結びつかない保守派の言論はどうでもいいのだ。
(出典:「朝日ぎらい」)
上記のような認識は僕のなかでも既に存在していた。
リアルな世界で上手に立ち回れない輩(やから)が、ネット上で憂さ晴らしをしているイメージ。
「日本人であること」だけしか、自分の優位性を語れない自己肯定感の薄い人々・・・・。
でも、これは漠然とした僕のイメージでもあり、世間に流通しているパブリックイメージでもあるだろう。
でも・・・・。
この文中で知ってしまった。
ある団体の存在を!!!!
(※僕はノンポリのリバタリアンなので、ネトウヨに詳しくなかった。
ネトウヨの世界に、数多くの会員を抱える具体的な団体があるなんで全く知らなかったのだ。)
恋人がサンタクロース。ネトウヨの代表格は『在特会』!!!
本書「朝日ぎらい」のなかで、在特会なる団体の存在を知ってしまったのだ。
ネトウヨっていうと、パソコンの前でヘイトな妄言を書き込んでいるイメージがあるが、この団体は「行動する右翼」らしいのだ。
その会員数は1万人以上。
そして「在特会」を密着取材した書籍があると「朝日ぎらい」のなかで紹介されていた。
その書籍こそが・・・
「ネットと愛国」
在特会????
怖い人たちの危ない団体なのか???
でも、そうじゃないらしい。
「ネットと愛国」の著者である安田浩一氏はこう解説する。
「在特会の会員はどんな人が集まるのか?」と聞かれて、「そのへんにいる人たちですよ。と答えるという。
喜々として「朝鮮人を殺せ」と叫ぶのは、「中学生や高校生もいれば、サラリーマンも主婦も年金生活者もいる」ごく普通の人たちなのだ。
(出典:「朝日ぎらい」)
普通の人たち???
ネトウヨは普通の人たち???
「朝鮮人を殺せ」と街頭活動をする人が普通の人たち????
僕は在特会に参加する人のリアルな声を聞きたくなった。
そして「ネットと愛国」を購入してみた。
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「ネットと愛国」で描写される僕の知らなかった、もうひとつの日本!
本書「ネットと愛国」には、僕が知らなかった、もうひとつの日本が存在した。
僕がリアルな人生で絶対に出会わない人たちが存在していた。
在特会は既存の右翼団体とは異なる。
黒い街宣車に特攻服、ヤクザ風のコワモテのルックスの古い右翼とは違う。
かといって、パソコンの前でヘイトなコメントを書き続けているパソコン・オタクとも異なる。
「行動する保守」を自称する団体らしい。
そしてネット動画を駆使して、一般層の共感を得て、会員数を増大させているらしい。
ネトウヨのカリスマ・桜井誠とは?
桜井誠。
ネトウヨのカリスマであり、在特会の創設者。
もちろん僕は全く知らなかった。
本書「ネットと愛国」で、その存在を初めて知った。
本書によると・・・
意外にも、桜井誠は幼少期、クラスでも全く目立たない存在だったようだ。
本作におけるインタビューでも、桜井誠の幼少期を記憶すらしていないクラスメイトたち。
でも、それは意外ではないと僕は思った。
逆に・・・そんな存在だったからこそ「自己承認欲求の塊のモンスター」が生まれてしまったのだろう。
在日特権など存在しない。だけど・・・・
本書のなかで著者は、在日特権など存在しないことを論理的に説明している。
だけど・・・・。
彼らにとっては、実はそんな事はどうでも良いことなのだろう。
叩きたいから叩く。
叩くことで、自分の存在を正統化できるから叩く。
在特会のメンバーは、在特会のなかにいる時だけ輝ける。
在特会の元メンバーは証言する。
自分が大声で指示を出したときの快感と、仲間が守ってくれているんだという安心感。
人生のなかで、これほど高揚感を得たことはありません。
ぶっちゃけ、僕らって親からも世間からもたいして評価されていないじゃないですか。
普通の礼儀正しい人が、デモ街宣活動になると豹変(ひょうへん)する。
在特会には普通の人ばかりだという。
であるならば・・・・
僕もあなたも在特会のメンバーになっても、おかしくない可能性があるということなのだろうか?
著者は最後に独白する。
自分の心の中に宿る「在特会的なるもの」の存在に。
【おわり】
備考:「在特会的なもの」は衰退したのか?ヘイトスピーチの闇
僕は安田氏の続編『「右翼」の戦後史』を読んでみた。
その最終パートは、やはりネット右翼という新しい右翼活動に言及するものだった。
在特会の勢力は2013年を境に衰退していった。
「カウンター」と呼ばれる、ヘイト系デモへの妨害活動が活発化したからだ。
在特会のトップである桜井誠は辞任。
しかし、これで在特会の活動が終わったわけではなかった。
桜井氏は政界に進出。
「ヘイトスピーチ」的なものは、まだまだ世の中に跋扈(ばっこ)し、マイノリティを傷つけるだろう。
僕たちには何ができるのだろうか?
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僕のなかにも「在特会的なるもの」は存在するのか?
著者は最後に独白する。
著者の若かりし頃の思い出と共に。
私は、羨ましかったのだ。
楽しかっただろうな。気持ちよかっただろうな。
その思いが今でも消えてなくならない。
青春なんて退屈そのものだ。
彼女が欲しかった。金が欲しかった。
カッコいい車にも乗ってみたかった。
どうせ自分はこんな社会では、うまく立ち回ることができないのであれば、いっそ、社会なんで壊してしまったほうがいいと真剣に思った。
僕はリベラル寄りのリバタリアンだ。
人種差別なんて時代錯誤なことはしない。
でも・・・・
自分の心の中の「在特会的なるもの」の存在により、ちょっとボタンを掛け違えれば冷酷なレイシストになったのだろうか???
キレイごとで言うわけじゃないけれど、僕はレイシストにはならないし在特会には入らない。(※だし、韓国料理はおいしい)
それは・・・
◎肥大したエゴの「自己承認欲求」を肥大化させるのか???
◎他人の賞賛を必要としない「自己肯定感」を持っているのか???
・・・の違いではないだろうか。
僕には別居している子供がいる。
子供が僕に与えてくれたものこそ「自己肯定感」だからだ。
そして会社員に戻ったからこそ、良い仕事をして「喜んでもらいたい仲間」を再び手にした。
40代以降の(特に男性の)人生は厳しいのが現実だ。
それがネット・スラングでいう「キモくて金のないおっさん問題」だったり、「ミッドライフ・クライシス」だったりする。
僕は心の奥底に潜む「在特会的なるもの」を封印するために、これからも自己肯定感を持ち、利他の精神で他者を幸せにすることを目標に生きていこうと思う。
最後に。
本書「ネットと愛国」は、政治や差別問題に何の興味もない僕のような人にこそ読んでもらいたい名著だと思う。
【おわり】
備考:桜井誠が在特会のトップを降任!!
桜井誠は既に在特会のトップから引退している。
先鋭化しすぎた組織のマイルド化による、更なる組織拡大を意図してのことだろう。
備考:橘玲氏の書籍への読書案内
僕は橘玲氏の一連の書籍から多大なる影響を受けてきた。
どれも素晴らしい書籍だ。
でも、今の若い子はどの本から読めばいいのか分からないかもしれない。
そんなヤングな読者へのオススメ書籍を紹介しよう。
◎投資についての入門書
株式などの金融マーケットについての洞察については、下記の書籍が最適だ。
インチキなフィナンシャルプランナーの書籍の10倍は役に立つ。
自己啓発書がいかにインチキかを暴き、リアルで経済合理的な生き方を指南したのが下記の作品だ。
「遺伝」と「環境」の相互関係について知りたいなら、下記の作品だろう。
現実に即した、橘玲流の「生き方のヒント」を提示した本はこれ。
学生や若手ビジネスマンには、絶対に読んでもらいたい一冊。

幸福の「資本」論――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2017/06/16
- メディア: Kindle版
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結婚を考えている人や、独身女性が読むべき一冊がこれ。
「専業主婦」という、戦後に作られたフィクション的な職業の馬鹿馬鹿しさを暴いた作品。
真に有益な「実用書」を探している人の“羅針盤”になるのが、これ。
真の教養書とは何かが理解できる。

「読まなくてもいい本」の読書案内 ――知の最前線を5日間で探検する
- 作者: 橘玲
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/11/25
- メディア: Kindle版
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橘玲氏の魅力を知った読者にとって最高の一冊。
著者の青春時代のノンフィクション的な回想がされている作品。
苦くて、そして甘酸っぱい青春の日々。。。。
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備考:桜井誠 vs 橋下徹 大阪知事(※当時)のバトル
クラスでも地味な存在だった桜井誠。
そんな桜井でも、橋下徹 大阪知事とタイマンの対談をするまでになった。
悪い意味での「人ってこんなに変われるんだ!!」の良いサンプルだろう。
そして・・・
対談の内容もひどい!!!!!!(汗)
備考:ヘイトなクソ・サイト「保守速報」が裁判で敗訴!
ちょうど記事を書いていた2018年7月4日。
ヘイトスピーチを助長していた「保守速報」が裁判で敗訴した。
こういったクソ・サイトを生んでしまったことが、インターネットの功罪でもある。
備考:ネット言論界でデビューするためには「右寄り」が有利???
ネットと右翼は相性が良いのだろう。
ネットで良識ある穏健なコメントは受けないのも事実だろう。
扇情的でセンセーショナルなコメントが拡散され、発言者が注目される空間。
だからこそ、ネトウヨが魑魅魍魎のように跋扈しているのだ。
誤解を恐れずに言えば、フリーランスで言論やジャーナリズムをやりたいと考える、僕らのような地方大学出身の若者にとって、「右」からのアプローチがいちばん楽だったと思うんです。
「左」の言論人になるには、首都圏のインテリ村に入って世論に影響力のある教授や言論人にかわいがられないと世に出られない(気がする)。
いっぽうで「意識高い系」の言論人になるなら、元マッキンゼーとかIT企業のナントカの戦略顧問みたいな肩書を持っていないと、入り口の段階でフォロワーを獲得できません。
備考:本物の右翼は石原莞爾!?
石原莞爾。
彼こそが、本物の右翼なのかもしれない。
東条英機と袂を分かった人物。
石原莞爾が軍部に残っていれば、泥沼の日中戦争も避けられたかもしれない。
「ネットと愛国」を書いた安田氏の新著『右翼の戦後史』の発売が楽しみだ。
備考:「パヨク」ってなに???
ノンポリ(政治無関心層)である僕は、基本的なネットスラングも全く知らなかったりする。
パヨクってなに???
◎パヨクとは?
パヨクとは、左翼の中でも特に悪辣な人間を指すネットスラングである。
「左翼」と「ぱよぱよちーん」を合わせた造語であり、ぱよぱよちーん事件を起こした左派活動家のような、酷い言動や思想を振りまく者、またはその賛同者に対して使用される傾向にあるようだ。
概要
2015年に、多くの左派活動家、および市民団体が多種多様な人格を疑われるような事件を引き起こした。
そういった左派は、これらの事件を反省するどころか、信じ難いような酷い言い訳で自己正当化したり(例:多数決のような数の暴力をした相手には物理的な暴力をふるって良い)、嘘を重ねたり、新たな事件を起こしたりした。
そのため、パヨクという言葉の中には事件内容から「嘘つき」「暴力的」「犯罪者」などのネガティブな意味が込められている。
平和や人権などの一見高潔な主義主張を掲げているのに、その本性は平和を叫びながら警察に逮捕されるような暴力行為に及んだり、ヘイトスピーチ規制を叫びながら自分の思想にそぐわない者には差別や口汚い暴言を吐き、話し合いで解決しようと言いながらどんな些細な批判も許さず暴力やTwitterのブロックで解決しようとするという、現代日本にありがちな左派という存在を一言で言い表す言葉として定着しつつある。
パヨクも色々と事件を起こしているようだ。
味わい深い。。。。。。
備考:フェイクニュースや保守サイトが規制へ
ネットの世界は汚染されている。
フェイクニュースやネトウヨの動画チャンネル。。。。
こういった汚物にはメディア側の規制が必要だろう。
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